ディスディスブログ

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藍之助の大阪で働きたい思いは「はつ」に通じたでしょうか? 養之助はみかんの作業を「たまに手を抜いとった」そうです - 朝ドラ『あさが来た』111話の感想

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NHK連続テレビ小説『あさが来た』の今日2016年2月10日放送の111話で、藍之助がはつに大阪生きを懇願していました。

 

www.nhk.or.jp

 

夫婦水入らずで和歌山旅行

ヒロインの白岡あさ(波留)と夫の進次郎(玉木宏)は初めての夫婦水入らずの旅行をすることになりました。行き先は和歌山です。和歌山でみかん農家をしている元山王寺屋、その眉山家へ行くことにしています。

眉山家は、あさの姉である眉山はつ(宮崎あおい)の嫁ぎ先ですし、先週まであさたちの加野屋で丁稚として働いていた藍之助(森下大地)もいます。進次郎にとっても、はつの夫の惣兵衛(柄本佑)は昔なじみで、今や義理の兄弟です。

旅行そのものが結婚後初ですから、眉山家に行くのも今回が初です。眉山家のある土地は、あさの実家の今井家が所有していたもので、それを眉山家が借りている格好になっていたはず。

眉山家は藍之助とはつはもちろんのこと、惣兵衛も、惣兵衛の父である栄達(辰巳琢郎)も、母の菊(萬田久子)も、次男の養之助(西畑大吾)も皆元気で暮らしているようです。長男の藍之助は大人しめな子ですけど、次男の養之助はわんぱくな子に育っているみたいです。

 

藍之助の懇願

眉山家は決して裕福とは言えないながらも、豊かな暮らしをしているようです。山にはみかんの橙色が木々の緑の中で光り輝いています。

はつは村の世話役である倉掛則夫(中村育二)の琴の先生もしているようです。その倉掛さんは「はつ先生」の妹夫婦がやって来ていると聞いて、2人のために布団を持ってきてくれていました。また、はつの妹があの有名な婦人実業家、白岡あさ女史であることにも驚いているようでした。

はつたち眉山家の学のある様子と、藍之助の勉強の出来に感心をしているみたいです。藍之助には村にいるのはもったいないから、東京の学校へ通わせて学問を学んでもらい、身につけたものをいずれ村のために役立てて欲しいとも考えているようでした。

菊は、山王寺屋のプライドがまだ残っているようでした。山王寺屋の復興を諦めていない様子です。藍之助を再び加野銀行で働かせてもらえないか、あさに頼んでいましたし、あさが藍之助を丁稚として働かせていたことにご立腹でした。今は落ちぶれても仮にも大阪の山王寺の跡取りに、丁稚奉公させるとはどういうつもりだ、ということですね。

今日の111話では、眉山家の家族会議が行われ、藍之助は改めて大阪で働きたいことを両親に懇願していました。村が嫌いでもみかんが嫌いでもなく、もっと好きなことを見つけてしまった、と。

 

田村宣の憧れの女性とは誰か?

あさたちの娘である白岡千代(小芝風花)は京都の女学校、「白川高等女学校」でしたか、に進学して寄宿舎での生活を始めています。ルームメイトは田村宣(吉岡里帆)といい、読書が大好きな女の子のようです。

110話で千代は初めて田村さんと会話らしい会話をしていました。千代は勉学よりも淑女の徳を身につけるための花嫁修業を望んでいるのに対して、田村は男子に頼らない新しい女子の生き方を望んでいるようです。

この千代と田村さんの構図はどこかで見たことのあるような……。田村さんは今、心から憧れの女性がいるそうで、千代に新聞の切り抜きらしき紙切れを見せていました。その内容までは作中ではまだ明らかになっていないですけど、おそらく倉掛が読んだという、あさのことが書かれた新聞記事であろうと思われます。

憧れの女性の娘が、あさや自分とは大きく異る考え方を持っていると知ったときの、田村さんの反応が今から楽しみです。

 

おわりに

藍之助は、倉掛さんの望んでいるような東京の学校へ行く気もなく、自分のやりたいことを大阪で見つけてしまいました。再び加野銀行で働けるかは今のところわかりませんけど、高確率で加野銀行で働けるはずです。

倉掛さんは、東京の青果市場にみかんの卸値を掌握されていることを危惧しており、現状を打破するためにも、藍之助を東京の学校へ進学させて学を積ませたがっていました。それについて、あさは東京の青果市場に村の出身者を入れて、直接取引した方が良いだろう、と助言していました。

藍之助の懇願に対して、惣兵衛は自分がそうしたように藍之助にも自分がしたいようにさせてあげたいようです。はつは藍之助に3年間の猶予を与えていました。それまでに実をつけなさい、と。実らなかったら諦めて戻ってきてみかんを作りなさい、と。いや、東京へ学びに行く可能性もあるでしょうか。村から出資してくれるかもしれませんし。

藍之助が両親に懇願したとき、養之助も一緒になって土下座して頼んでいました。そのときに、「これまでたまに手を抜いとったけど」と言っていました。それを聞いた惣兵衛が「やっぱり手ぇ抜いとったんか」と笑いながらツッコんでいて、それが良い具合に場の空気をほぐしてくれていました。

 

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