ディスディスブログ

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加代はやはり…。悟がなぜ逃げるのか、いまいち理由がわかりません - アニメ『僕だけがいない街』5話「逃走」の感想

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毎週金曜日01:55(木曜深夜25:55)より、フジテレビ ノイタミナにてアニメ『僕だけがいない街』が放送されています。

 

bokumachi-anime.com

 

以下、ネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016年2月5日の放送は第5話「逃走」です。

  

イントロダクション

漫画家としてデビューするも、いまひとつ結果を出せずに毎日を過ごす青年・藤沼悟。
彼は、彼の身にしか起こらない、ある不可思議な現象に不満を感じていた。
ーーリバイバル(再上映)
何か「悪い事」が怒る直前まで時が巻き戻る現象。
それは、その原因が取り除かれるまで何度も繰り返される。
……まるで、誰かに「お前が防げ」と強制されているかのように。
しかし、ある日起きた事件をきっかけに、その現象に大きな変化が訪れる。
自らの過去に向き合う時、悟が目撃する真実とは?
そして、悟の未来はーー?

 

www.kadokawa.co.jp

 

コミック版の公式Webサイトもありました。

私は本作『僕だけがいない街』を全く知りませんでした。原作はKADOKAWAの『ヤングエース』で連載されている漫画のようです。作者は三部けいさん。既刊7巻。

『僕だけがいない街』のジャンルは、SFミステリー・SFサスペンスになるのでしょうか。
 

リバイバルとは?

リバイバル(再上映)とは、悟の身の回りに(?)何か悪いことが起こる直前に発生して、大体1-5分ほど前にタイムスリップをして同じ光景を見る能力のことみたいです。「まるで誰かに“お前が防げ”と強制されているかのように、違和感を探している自分がいる。結果、何度となくトラブルを回避してきた。そのほとんどが、マイナスだったことがプラマイゼロになるだけのことで、たまに今回みたく自分にとってマイナスになったりする」と1話で悟が語っています。

 

5話「逃走」

リバイバル(再上映)して18年前、昭和63年の北海道に戻ってきた主人公の「藤沼悟(ふじぬま・さとる)」は、後に発生する連続児童誘拐数人事件の被害者の1人であり、悟の小学校のクラスメイト「雛月加代(ひなづき・かよ)」を救うことで、何者かに数された悟の母「藤沼佐知子(ふじぬま・さちこ)」を救えると考えているようです。3話で悟は、加代が失踪した「Xデー」が自分たちの誕生日3月2日の前日3月1日だと設定しています。

前回4話では、悟は何とかXデーに加代を独りにさせないように考えて行動していましたが……これまで加代が疾走していた日から一日伸びた3月3日に学校に来ませんでした。

悟の心配は当たっていて、加代は失踪していたようです。さらに、悟たちの通っている小学校の隣の小学校に通う中西彩も失踪しました。悟が18年前に体験したことの繰り返しになりつつあり、世間的には失踪だとしても悟は加代は誘拐され、数されたと感じています。

失踪というか誘拐された女の子は、加代と中西さんと杉田広美さんの3人だったはずです。失踪当時、加代は10歳で加代の他は11歳でしたか。加代が誘拐されたタイミングは10歳だったかもしれないですが、数されたのは11歳だったのだろうと思われます。犯人の中で10歳と11歳の境に何かがあるのでしょう。

 

リバイバル終了

後日、悟は加代の家の様子を見に行くと、ゴミが捨てられていて、その中に編みかけの手袋が入っていることを認めます。それは悟と加代の誕生会に間に合わなかったと言っていた、加代が自分のために編んでくれていた手袋のようです。

それを見て駆け出す悟。その直後、悟は2006年の世界に戻っていました。リバイバル(再上映)が終了したみたいです。つまりはミッション失敗ということでしょう。

2006年は1話以来ですか。2006年の、悟が自分の母親・佐知子さんを数害した疑いがかけられそうになって逃げ出した後のタイミングに悟は戻っています。さすがに数害前には戻れないですね……そう都合良くはいきません。

逃走を図った悟は警察から逃げ切ろうと覚悟し、アルバイト先のピザ屋の店長の家に逃げ込みました。しかし、店長は悟に隠れて警察に通報していて、それを察知した悟は何とか店長の家から逃げ出します。そこへ現れたのはバイト仲間の片桐愛梨です。

愛梨は店長と異なり悟を匿ってくれました。愛梨は過去に父親が盗みを働いたと周囲から疑われ、それをきっかけに家族離散した苦い経験があるようです。それがあって、1話で悟と佐知子と3人で一緒に過ごした愛梨は、悟が佐知子を数すはずがないとして彼の無実を信じています。

しかし、佐知子を数害した犯人(と思われます)は、愛梨の家に火を付けたようで、愛梨は煙に包まれていました……。

 

おわりに

私は、悟が一度リバイバルをしたら、リバイバル前の時間までを生きなければいけないものと思っていました。18年前に戻ったら18年間を生きなければいけない、と。しかし、実際はそうではなく、リバイバルの原因になったと思われる事象が解決されないことが確定した(ミッションが失敗した)タイミングで、リバイバルは終了するようです。

4話では、加代の死亡が確定した段階でリバイバルが終了したのだと思います。これは、別の捉え方をするならば、加代の死が佐知子の死と大いに関係していることを示しているのでしょうし、加代を数した人物と佐知子を数した人物がイコールであるか、あるいはそれに近い人物なのであろうとも推測できそうです。

では、2006年に戻ったときに何も変化していなかったというと、そうではありませんでした。リバイバルで悟が行動した結果、加代の失踪日は3月3日に変化していて、加代の年齢も11歳となっていましたので。バタフライ・エフェクトが、悟たちの知らないどこかで起こっているかもしれません。

愛梨の家に火を放ったのは誰でしょうか。その前に、ピザ屋の店長が愛梨の家の近くに行き、悟が匿われているのを確認して再び警察に通報しようとしていましたから、店長と連絡を取っていたのかもしれないです。店長は犯人ではないと思います。

ていうか、2006年の悟はどうして警察から逃げるのかが、やはりよくわかりません。気が動転したのでしょうけれども、逃げずにいればすぐに釈放されたと思います。おそらく悟の中では、事件の犯人とされている(悟は冤罪だと思っている)白鳥潤のことがありますから、警察に捕まったらお終いだと考えているのでしょう。信用していない。

私は事件の犯人が複数いると考えています。一人は小学校の担任の八代学、もう一人は佐知子がかつて働いていた北海道のテレビ局にいた人間です。1話で佐知子が電話で連絡を取ろうとしていた人物ですね。合っているかはわかりません。

店長が店で話していた男と愛梨の家に火を放ったのは同一人物でしょうか? 佐知子数害とも関係しているのでしょうか? 先が気になります。

 

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