ディスディスブログ

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「Xデー」は3月1日。3月のクリスマスツリーを見て喜ぶ加代が悲しい - アニメ『僕だけがいない街』3話「痣」の感想

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毎週金曜日01:55(木曜深夜25:55)より、フジテレビ ノイタミナにてアニメ『僕だけがいない街』が放送されています。

 

bokumachi-anime.com

 

以下、ネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016年1月22日の放送は第3話「痣」でした。痣の読みは「あざ」です。

 

 

イントロダクション

漫画家としてデビューするも、いまひとつ結果を出せずに毎日を過ごす青年・藤沼悟。
彼は、彼の身にしか起こらない、ある不可思議な現象に不満を感じていた。
ーーリバイバル(再上映)
何か「悪い事」が怒る直前まで時が巻き戻る現象。
それは、その原因が取り除かれるまで何度も繰り返される。
……まるで、誰かに「お前が防げ」と強制されているかのように。
しかし、ある日起きた事件をきっかけに、その現象に大きな変化が訪れる。
自らの過去に向き合う時、悟が目撃する真実とは?
そして、悟の未来はーー?

 

www.kadokawa.co.jp

 

コミック版の公式Webサイトもありました。

私は本作『僕だけがいない街』を全く知りませんでした。原作はKADOKAWAの『ヤングエース』で連載されている漫画のようです。作者は三部けいさん。既刊7巻。

『僕だけがいない街』のジャンルは、SFミステリー・SFサスペンスになるのでしょうか。
 

リバイバルとは?

リバイバル(再上映)とは、悟の身の回りに(?)何か悪いことが起こる直前に発生して、大体1-5分ほど前にタイムスリップをして同じ光景を見る能力のことみたいです。「まるで誰かに“お前が防げ”と強制されているかのように、違和感を探している自分がいる。結果、何度となくトラブルを回避してきた。そのほとんどが、マイナスだったことがプラマイゼロになるだけのことで、たまに今回みたく自分にとってマイナスになったりする」と1話で悟が語っています。

 

3話「痣」

リバイバル(再上映)して18年前、昭和63年の北海道に戻ってきた主人公の「藤沼悟(ふじぬま・さとる)」は、後に発生する連続児童誘拐数人事件の被害者の1人であり、悟の小学校のクラスメイトの「雛月加代(ひなづき・かよ)」を救うことで、何者かに数された悟の母「藤沼佐知子(ふじぬま・さちこ)」を救えると考えているようです。

 

Xデーはいつ?

加代の遺体が発見されたのは春になってから、失踪した日はもっと前、3月だったと記憶していて、加代が失踪した日がわかれば事件を阻止できると考えた悟は、彼女の11歳の誕生日までがその「Xデー」だと判断しています。

というのも、加代の他の被害者は杉田広美(11)と中西彩(11)で、加代だけが10歳と、11歳に満たない子だからのようです。失踪したXデーから3月末までの間に彼女の誕生日があるはずですから、学年的に4月はあり得ない、ということでしょうか。

悟は加代に誕生日を聞き出そうとしましたが、かつて自分がしたちょっとしたミスをリバイバルでも再び犯してしまい、そこから加代との距離が生まれて聞き出せませんでした。しかし、担任教師の八代学(やしろ・がく)が教えてくれ、自分の誕生日と同じ3月2日だと知ることになります。

加代が失踪したときの年齢は10歳ですから、加代のXデーは誕生日の前日「3月1日」と設定されました。

 

加代の虐待と盗難疑惑

悟は加代と仲直りをするべく彼女の家に行き、様子を窺ったところ、彼が目の当たりにしたのは彼女の母親(CV岡本明美)による虐待の現場です。

服を脱がされ下着姿で、身体中に怪我をした状態で物置に監禁されていました。殴ったり蹴ったりしている現場そのものを見つけた訳ではありませんが、これは明らかに母親による加代への暴力で、悟は怒りを露わにしていましたが……当の加代がそれを認めず隠そうとしてしまいます。

さらに、小学校ではクラスの給食費の入った封筒の束が無くなる事件が発生し、クラスの女子から加代が犯人ではないかと疑われてしまう始末です。加代は貧乏だからやりかねないという、クラスメイトの発言が何とも……。

しかし、このとき悟が加代を庇ったことで、一時期開いてしまった2人の距離が再び近づいています。雨降って地固まるというやつでしょうか。ちょっと違いますか。

 

白鳥潤

「白鳥潤(しらとり・じゅん)」が登場していました。CV高橋水島大宙さん。小学校時代に悟の近所に住んでいた青年で、良き相談相手のお兄さん。前回2話にも河川敷のシーンで手元が少しだけ映っていた男性がそうでしょうか。

昭和63年(1988年)当時は23歳で、朝4時からお昼まで父親が営む弁当屋を手伝っています。そのため当時の悟は白鳥を無職だと思っていたようです。

白鳥は2006年5月現在、確定死刑囚です。事件の容疑者として捕らえられ、裁判でも一貫して無実を主張しているようでしたが……。

3話では白鳥は外で悟を呼び止め、自分の部屋へ呼んで色々と話をしていました。その中で、白鳥が加代のことを知っていて何度も話したことがあること、部屋の本棚に少女趣味と思われる本?ビデオテープ?があったこと。いかにも容疑を疑われそうな要素です。

それなだけに逆に白鳥が犯人ではないのでしょうし、悟も彼を犯人だとは思っていません。

 

おわりに

3話の最後に、学校の教員室で、八代と悟の友達の「ケンヤ」が2人で何かを話しているようなシーンがありました。話の内容や2人の表情まではわかりませんでしたが……2人は通じているかのような。

悟と加代が2人で3月のクリスマスツリーを見に行くシーンは良かったですね。また夏に見に来ようと約束するシーンで加代が嬉しそうな表情を浮かべたことで、彼女が夏まで生きる理由のようなものを見出したように見え、こちらも嬉しくなりましたが、それ以外に生きる望みを見いだせていない現実があるのだろうと、悲しくもなりました。

ムナクソ展開が続きますけど、ここまでの話の流れ的にハッピーエンドにはならない予感しかしません。

 

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