ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

ディスディスブログ

ルーザーの真の目的とは? ナンバーズとは?グレンデルとは?と疑問が盛り沢山でした - アニメ『Dimension W(ディメンションW)』2話「ルーザー」の感想

スポンサーリンク

毎週日曜日22:30より、TOKYO MXにてアニメ『Dimension W(ディメンション・ダブリュー)』が放送されています。

 

dimension-w.net

 

以下、ネタバレ要素がありますので注意してください。バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016年1月17日の放送は第2話「File.02 ルーザー」でした。

 

イントロダクション 

西暦2072年。
第四の次元「W」から無限のエネルギーを取り出せる「コイル」により
人類は繁栄の極地にあった。
しかしその裏では、正規外のルートから入手した「不正コイル」を使った犯罪が発生し、回収に懸賞金がかけられるようになった。
腕利きの“回収屋”マブチ・キョーマは、ある依頼の中で謎の少女ミラと出会う。
かつてコイル事故ですべてを失ったキョーマと、自分の出生の秘密を探るミラは、共に「コイル」の真実を追うことになるが……。

 

というイントロダクションです。作者は岩原裕二さん。スクウェア・エニックス『ヤングガンガン』でしょうか、『月刊ビッグガンガン』でしょうか? 既刊9巻。

私は本作『Dimension W』を全く知りません。初見です。

 

 

2話「File.02 ルーザー」

2話は、サブタイトルにもあるように「ルーザー」が登場しました。「ルーザー」は、CV中村悠一さんで、美術品専門の怪盗ですけど、一度も犯行を成功させたことがないそうです。2話の会話からキョーマの過去を知っているようでした。2話でルーザーが狙っていた美術品は「白と黒の翼をもった天使像」です。

ルーザーは仮面を被っていて、仮面の下の素顔も2話でさらされています。ルーザーの仮面姿は、ATLUSのゲーム『ペルソナ4』に登場する、主人公のデフォルトのペルソナである「イザナギ」を想起させるものでした。番長ですね。

ルーザーには息子(?)もいて、父親の犯行をバックアップしていました。ルーザーの息子(?)の格好は男の子っぽかったですけど、息子ではなく娘のような声でしたから女の子かもしれません。ルーザーの子供は、不正コイルを埋め込んだ鳩のロボットを使って電波ジャックをしていました。しかし、鳩はヒロインであるアンドロイドの少女「百合崎ミラ(ゆりざき・みら)」によって見抜かれ捕まっていました。

 

マブチ・キョーマの過去とは?

主人公は不正コイルの回収屋「マブチ・キョーマ」です。自身はコイルを使っていませんけど、体術?と鉄串を武器にしています。2話では、ルーザーとの会話からキョーマの過去が少し明らかになっていました。

「先の戦争で存在したと云われる伝説の精鋭部隊“グレンデル”、その生き残り。無人化が進んだ近代戦において、鍛え上げられた肉体と精神を武器に戦った生身の超人、対コイル兵器のスペシャリスト。戦争終結とともに消滅したと伝えられているが、私はそうなった本当の理由を知っている。消滅の原因となった最後の任務を」

と、ルーザーは言っています。どうして知っている?とキョーマが聞いていたので、ルーザーは概ね正しいことを言っているのでしょう。

 

ルーザーの素顔と本当の目的と「ナンバーズ」とは?

「知っているとも、ニューテスラはいつもそうだ。コイルが原因の深刻な事故を隠す。私もこの顔と手足とそして大切な妻を失った。立ち去れ回収屋。私は妻を殺した者を許さない」

ルーザーはそう言い、自ら仮面を取って素顔をキョーマに見せています。顔面の皮がなくなっていて筋肉がむき出しになっている顔でした。

世間一般には美術品の窃盗をしていて一度も犯行が成功をしていないルーザーですが、彼の本当の目的は自分の体と妻を奪った者への復讐にあります。そして、そのために必要なアイテムが「ナンバーズ」と呼ばれるコイルのようです。

今回の美術品「白と黒の翼を持った天使像」には、「キーコイル007」と書き込まれたナンバーズが埋め込まれていました。それこそがルーザーの本当の狙いです。

 

おわりに

2話の終わりに「次元崩壊」なる現象が起こっていました。次元間電磁誘導装置「コイル」は新たに発見された次元軸「W」からエネルギーを抽出するための装置です。このコイルの扱いを誤ると暴走してしまうこと、暴走後に起こる現象が次元崩壊となるのでしょうか。

今回は「白と黒の翼を持った天使像」のオーナーが、不正コイルを使って戦闘用アンドロイドを使役しており、それを警察に発覚することを恐れて強引に回収しようとしたことで、不正コイルが暴走、次元崩壊を起こして次元Wに取り込まれてしまっていました。オーナーがアンドロイド合成してしまったようです。「Wの具象化」と呼ばれていました。

未知の部分が多いエネルギーを使うことのリスク、それに対して無知な者が扱ったらどうなるのかが示された格好です。先の戦争が開始した原因と終結した原因、キョーマのいたグレンデルの最後の任務、ルーザーの復讐、これら全てがナンバースにあるのでしょうか。

1話でミラに使われていたコイルは、純正コイルや不正コイルとも異なる理論で造られたもののようでしたから、あるいはそちらも鍵を握るのかもしれません。

 

dysdis.hatenablog.com