平日の23:55-00:00に放送されているEテレのミニ番組『2355(にーさんごーごー)』、昨日2016年1月14日木曜日の放送でPESさんの「1minute Gallery」が久々に放送されました。
「1minute Gallery」のコーナーでは、国内外の様々なアーティストが1分の間に作品パーフォーマンスやアニメーション作品を披露してくれます。私はアーティストの中でも今回登場した「PES」さんが大好きです。一番好き。
Machine with Chair - Arthur Ganson - YouTube
他にもArthur Ganson(アーサー・ギャンソン)さんの「Machines(マシーンズ)」もかなり好きです。Arthur GansonさんはYouTubeページを持っているみたいですので、そのチャンネルから一つ、「Machine with Chair」を紹介します。上に貼ったリンクがそれです。YouTubeには他の作品もありますし、確か『TED』でプレゼンテーションを行ったこともあったはずです。気になる方はぜひご覧になって下さい。
FRESH GUACAMOLE - BY PES
さて、PESさんはこれまでに「THE DEEP」や「SUBMARINE SANDWICH」といった作品を披露してくれていました。今回の作品は「FRESH GUACAMOLE(フレッシュ・ワカモレ)」です。
GUACAMOLE(ワカモレ)とは?
ワカモレ(スペイン語: guacamole)とは、メキシコ料理のサルサの1種である。名称の由来は、ナワトル語のAhuacamOlli=Ahuacatl(アボカド)+mOlli(ソース)から。
ワカモレ - Wikipediaにはこのように書かれています。ガカモレとかグァカモレとか、色々な呼び方があるみたいです。スペイン語の読み方の違いでしょうか。ワカモレはメキシコのサルサ、つまり液状調味料のことです。アボカドをメインにしてトマトやタマネギ、コリアンダーなどを入れて擦り潰してペースト状にするあれです。
PESさんの作品に話を戻しますと、PES作品はそれを別の物で例えて、チェコのアニメーションのような、どこか懐かしく温かみのある映像作品に仕上げています。
今回FRESH GUACAMOLEで例えると、アボカドを手榴弾に、アボカドの種はビリヤードのボール、タマネギ?は野球のボール、細かく切ったそれはサイコロ、トマトはトマトの形をした針刺し、カットしたトマトは半透明のサイコロ、ライムは緑色のゴルフボール、コリアンダーは緑色に着色した電球、塩コショウはチェスの駒といった具合です。
それぞれ具材を別のある物に例えて、それらを包丁などの調理器具でカットし、テホロテに投入して擦り潰し、サルサを作るアニメーションです。擦り潰されたサルサは緑色の粘土で、サイコロなどカットされた具材も少し残っていて、顔を見せています。
出来上がったワカモレはボウルに移され、トルティーヤチップスに模したカジノのチップですくって食べる……という作品でした。
おわりに
PESさんの作品は、彼(?)がチョイスするアイテム一つひとつに妙にセンスがあるんですよね。包丁などのちょっとした使用感というか使い古し感というか、それも絶妙に味わいがありますし。格好良くてお洒落です。
「1minute Gallery」にはPESさんの他にも何人もアーティストが登場しますから、PESさんを見る機会はそれほど多くありません。残念ですけど、頻繁に見られたら見られたで飽きてしまうかもしれないので、今くらいのペースで丁度いいのかもしれないです。