毎週日曜日18:00よりEテレで放送されているエコ・ライフスタイル番組『猫のしっぽ カエルの手 京都 大原 ベニシアの手づくり暮らし』で、ベニシア・スタンリー・スミスさんの旦那さんの山岳写真家としての凄さを知りました。
『猫のしっぽ カエルの手 京都 大原 ベニシアの手づくり暮らし』は、英国出身でハーブ研究家であるベニシア・スタンリー・スミス（Venetia Stanley-Smith）さんが、京都の大原で自然に寄り添うように生活している様を紹介している番組です。2015年現在、新規の放送はなく、過去に放送されたものの再放送をしているようです。
2015年12月27日、再放送は12月30日、に放送された「Vol.23 山がくれた絆」は、初回放送が2009年12月13日だそうです。今から6年前ですか。
ベニシアさんの旦那さんは山岳写真家
今回はベニシアさんの旦那さんは山岳写真家の梶山正さんです。これまでも何度か山岳写真家であることは紹介されていましたけど、今回は旦那さんの山岳写真家としての仕事っぷりがかいま見える放送でした。
正さんは1959年長崎生まれ、高校時代は山岳部、美大に入ったものの数ヶ月で中退して、24歳のときにヒマラヤ登山、その後しばらくインドやネパールを旅して、帰国後に京都でインド料理店（正さんは「カレー屋」と言っていました）を営み、店に客として訪れたベニシアさんと出会って結婚をし、1996年に京都府京都市大原へ移住したのだそうです。ベニシアさんの9歳年下。写真は山岳写真が主で、登山に関連する記事を書いたり、ベニシアさんの書籍の撮影や翻訳もしていらっしゃる、と。正さんのインド料理のお店は、今（放送当時）も営業していて、そのときには既にオーナーとして直接お店には立っていないみたいでした。
正さんが山岳写真家になったきっかけは、インド料理のお店を1年ほどやった後に、山岳写真家になりたいことを、まだ結婚していない（と思われる）ベニシアさんに相談したところ、「営業したことあるの？」と聞かれ、したことがないと答えると、「あなたの写真をだれも知らないのだから、営業しなければ仕事が来るわけがない」と言われ、正さんが出版社に写真を持ち込んで営業をかけたところ、仕事が来るようになった、と説明していたでしょうか。セリフはうろ覚えで正確なものではないと思いますけど、大体このようなことを言っていました。ベニシアさんが背中を押してくれたんですね。その後はコンテストに次々と入賞して、山岳写真家としての地位を築いてこられたそうです。
脚の筋肉が素晴らしい
今回の放送では、結婚記念日でしたか、その日にベニシアさんと2人で散歩を山登りをしている様子が描かれ、そのときにベニシアさんが自然と触れ合っている様子を写真に収めていました。「誰よりも美しくベニシアさんを撮影してくれる」とナレーションが入っていましたね。正さんの撮影したたくさんの写真が紹介されていて、写真を見るのが好きな私としては嬉しい放送回となりました。
ベニシアさんと登ったような穏やかな山登りとは別に、正さんはかなり厳しい環境に身を置いて登山というかロッククライミングをしているみたいで、90度の絶壁といえるレベルの山、ナンガパルバットを登っている最中に撮影したと思われる写真も紹介されていました。見ただけでタマヒュンしそうな。調べたところ、ナンガパルバットはヒマラヤ山脈の山で、標高は8,125m、世界9位の高さのある山です。
そのために普段からロッククライミングのトレーニングをしていて、今回、トレーニングの様子も映されていました。息子の悠仁さんも一緒に。ロッククライミングのトレーニングは金毘羅山で行っているそうです。金比羅山は京都におけるロッククライミングの名所として有名な場所なのだとか。トレーニング後、自宅で脚のケアをしている様子も映されていましたけど、素晴らしいふくらはぎの筋肉をしていました。筋繊維がみっしり詰まっている感が。脚に塗っていたのは、ベニシアさん特製のハーブオイルだそう。
おわりに
正さんが使っているカメラが何かが気になりました。ニコン機であることはわかりましたけど、具体的な機種名まではわかりませんでした。初回に放送された2009年当時だとニコンのデジタル一眼レフカメラは何が発売されていたのか……職業柄、エントリーモデルは使わないと思いますので、フラッグシップモデルのFXフォーマットのD3とかDXフォーマットのD300とか、その辺になるでしょうか。D3ですかね。
正さんがオーナーを務めるインド料理屋が気になります。可能であれば行ってみたいです。
