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ジャガーさんが3人? 「ドラえもんだらけ」のようでした - アニメ『コンクリート・レボルティオ~超人幻想~』10話「運命の幻影」の感想

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毎週日曜日23:00より、TOKYO MXにてアニメ『コンクリート・レボルティオ~超人幻想~』が放送されています。

 

http://concreterevolutio.com/

 

以下、ネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2015年12月6日の放送は第10話「運命の幻影」でした。

 

 

イントロダクション

「もうひとつの日本」を舞台にして繰りひろげられる、多彩な超人たちの饗宴――。
「神化」という架空の年代、高度成長によって発展する戦後20余年の日本が舞台である。

これまで数々のフィクションで描かれてきた、数々の「超人たち」が、もしすべて同時に実在していたとしたら?
登場する「超人」たちは、誕生も特性も、実にさまざまだ。
宇宙から来た巨人、ファンタジー世界の生命体、古代から妖怪とされてきた存在、科学者に改造されたサイボーグ、太古に滅亡した巨大文明の遺産などなど……。
一部の超人は公然と活動して世間から人気を集め、一方で素性を隠しながら密かに戦う超人もいる。そして超人に対抗する敵勢力、組織もまた、それぞれ暗躍を続けている。

日本政府は、秩序確保のために多様な手を打った。
そして設立された組織のひとつが、厚生省の外郭団体「超過人口審議研究所」である。
その通称は「超人課」――「超人」を発見・確保し、保護し、安全に管理するのが任務だ。
超人課に所属するメンバーの一人、人吉爾朗(ひとよしじろう)が、本作の主人公である。

 

公式Webサイトのイントロダクションから抜粋しました。

 

第10話「運命の幻影」

10話は超人課の芳村兵馬(よしむら・ひょうま)が中心の話です。兵馬は手足を豹のそれに変身する能力を有し、持っている懐中時計で時間を止めることができ、9話では時間旅行をしていたことも明かされています。超人課の仲間である、主人公の人吉爾朗(ひとよし・じろう)やヒロインの星野輝子(ほしの・きっこ)、オバケの風郎太たちは兵馬を「ジャガーさん」と呼んでいます。爾朗は呼び方が異なっている時期もあるようですが。風郎太が輝子に対して「さん付け」をしない・するタイミングがあるように、人間関係の変化などに依るのでしょう。

 

ジャガーの正体

結論からいうと、兵馬は未来人でした。25世紀の人間のようです。実は今回、3人の兵馬が登場していました。一番最後にやって来た、歴史警察の歴史修正警察官「タイムパトロール」で、輝子に捕らえられた、中では最も若い兵馬。一番始めにやって来て「IQ」を組織し、悪を根絶やしにしようとしている兵馬。超人課を組織し、IQの兵馬の抹殺した、中では最も年齢の高い兵馬。おそらくこの3人です。

何気に凄いことを書きましたが、そうなんです、兵馬は超人課を組織した人物なのだそうです。後述するIQも組織しています。超人課で奇X「エクウス」を爾朗専用に造ってあげたのも兵馬。エクウスのデザインが他の神化40年代のものと異なる理由も、そこにありました。

若い兵馬は、タイムパトロールをしているうちに、歴史を書き換えた方が未来をより良くできるのではないか、と考えるようになり、タイムパトロールを抜けてIQを組織し、悪を滅ぼそうとするようになりました。そんな自分の目の前にタイムパトロールの自分が現れたそうです。IQの兵馬がタイムパトロールの兵馬を数す、またその逆をしてしまうと父殺しのパラドックスが起こり自分も消滅してしまうため、もう一度過去に戻って、別の方法、つまり超人課を組織して超人を保護・管理するようになった、ということ。ややこしや……。

IQの兵馬は、不良超人を隠蔽していて、戦時中に多数の超人実験を行い、戦後アメリカに協力、国家的犯罪を推し進めにしようとしている超人課を滅ぼそうとしています。超人課の兵馬は、悪を倒せば世界が変わるなんて、恥ずかしいことを考えているIQの兵馬を倒し、輝子に捕らえられたタイムパトロールの兵馬を諭そう……ともしていなかったですか、1週間経てば勝手に未来へ戻ると放置。タイムパトロールの兵馬は、歴史を改変しようとしているIQの兵馬、超人課の兵馬を捕らえようとしていたのでしょう。壮大な自作自演とも受け取れます。

 

タイム・パラドックスの考え方

今回のコンレボにおけるタイム・パラドックスやタイムトラベルの理論というか考え方は、『ドラえもん』の世界のそれに近いと思います。確か「ドラえもんだらけ」でしたっけ、あのエピソードに近いものがあるように感じられました。

のび太に膨大な量の宿題を頼まれて困ったドラえもんが、1時間後や2時間後……とたくさんの自分を助けに呼んで集めたのはいいけど、1時間後には自分が1時間前の自分に呼び出され、2時間後には2時間前の自分に呼ば出され……どんどん疲弊していく、という話がありましたよね、ああいった直列した感じに捉えると良いのかもしれません。ジョンタイターやシュタインズゲートのようなたくさんの時間軸、平行世界があるという認識とは異なるみたいです。

漫画『ドラえもん』の連載が始まったのが1969年だそうですから、昭和に直すと44年ですか、神化43年と非常に近いので意識しているでしょう。

Bパート後半では、超人課の兵馬はIQ兵馬を数しています。それでも超人課の兵馬は死にませんでした。それは輝子がタイムパトロールの兵馬から時計を奪い、人吉孫竹(ひとよし・まごたけ)に見せたことで、時間移動の研究が始まることになったから、その研究がきっかけに生み出された時間移動の技術だから、兵馬の存在全てが神化43年に消えてしまうと、未来からやって来るというそもそものきっかけが失われる……という大きな矛盾が生まれます。このように、時間にとっての回答不能な、矛盾する存在となった兵馬は消えることがなかった、ということです。

輝子は、そんなことをしなくても兵馬は消えなかったのではないか、と考えているようです。歴史は消えずに上書きされるもの、という認識です。それが正しい認識かは証明できていません。

 

IQ(インフェルナル・クイーン)

話が前後して恐縮ですが、今回「IQ(インフェルナル・クイーン)」という団体が新たに登場しています。公式Webサイトによれば「政治家から凶悪犯まで、悪と独自認定した者を容赦なく抹殺していく狂信的団体」とのこと。IQは南北アメリカを中心に暴れていたみたいですが、神化43年4月の時点で日本へやって来ています。

IQは「メテオパーチクル・コンタクト」という技術を強化し、世界の裏側とも瞬時に連絡を取ることで、正体を隠しています。それは鬼野笑美(きの・えみ)が言うにはUS NAVYの技術だそうで、IQには世界各国の後ろ盾がいて、米国やソ連、中国、日本の政府関係者たちなのでしょう。「自由な歴史を作ろうとしている我々の前に新たな敵が立ちはだかった、その名は超人課」と後ろ盾と思われる人たちが言っています。

IQのメンバーが乗っている「科学万能母艦IQ号」のデザインも、神化40年代のものは異なり未来的なデザインになっています。こちらも兵馬がデザインし、造ったもののようです。

インフェルナル (英: infernal) とは「地獄の」とか「悪魔のような」とかの意味です。クイーン (英: Queen) は女王ですね。ですからインフェルナル・クイーンは「地獄の女王」になりますか。IQの元ネタは『マイティジャック』だと思います。敵方が「秘密組織Q」だったと思いますので。

IQのリーダーの姿が兵馬とそっくりであるため、仮面姿の公共保安部長である「赤光(しゃっこう)」が、兵馬と話をすべく超人課に乗り込んで来ていました。前述のとおり、IQも兵馬が組織していますが、超人課の兵馬とは別の時期の彼です。公共保安部は、内閣府所管の隊超人部隊とのことで、こちらの元ネタは『忍者部隊月光』と思われます。

 

25世紀には超人がいない?

25世紀の世界には超人が存在しないそうです。「僕のいた時代に超人はいない。超人という可能性が摘み取られた世界だ」と超人課の兵馬が言っています。

輝子との会話で超人課の兵馬は「人間に動物の機能を組み込むのと、動物の知能と肉体を、人間のように変化させたのと、どっちが従順だと思う? 僕達の未来に超人はいないと言ったろ? つまり僕らは……」と話しています。おそらく兵馬は後者なのでしょう。今回、彼は手足だけでなく、顔や胴体のほぼ全身が豹へと変身する様子が描写されていましたから。

 

おわりに

今回も滅茶苦茶面白かったです。前回9話のサナエさん一家の話も神回レベルで面白かったのですが、10話はそれと同じか上回るレベルで面白かったように感じられました。

気になる点は、輝子が孫竹に時計を渡してしまったことです。正直、孫竹がコンレボの黒幕というかラスボスである可能性は高いと思っているので、非常にやってはいけないことをしてしまっているように感じています。

 

dysdisanime.hateblo.jp

 

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