木曜日01:35(水曜深夜25:35)より、TOKYO MXにてアニメ『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』の再放送が放送されています。
以下ネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをしてください。
アニメ『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』
舞台は2010年夏の秋葉原。
厨二病から抜け出せない大学生である岡部倫太郎は、「未来ガジェット研究所」を立ち上げ、用途不明の発明品を日々生み出していた。だが、ある日、偶然にも過去へとメールが送れる「タイムマシン」を作り出す。
世紀の発明と興奮を抑え切れずに、興味本位で過去への干渉を繰り返す。その結果、世界を巻き込む大きな悲劇が、岡部たちに訪れることになるのだが…悲劇を回避するために、岡部の孤独な戦いが始まる。
果たして彼は、運命を乗り越えることができるのか!?
というイントロダクションです。私は本放送を見ていません、今回が初見です。
23話 (β) 「境界面上のミッシングリンク」が終わって
記事作成現在、23話「境界面上のシュタインズゲート」まで終わっています。
と言いたいところでしたが、放送されたのは第23話 (β) 「境界面上のミッシングリンク」でした。
本放送とは異なるルートの内容が描かれていたようです。
確か昨晩Webのテレビ番組表を見たときは「境界面上のシュタインズゲート」と書かれていたはずですが、録画データの番組情報を見ても「境界面上のシュタインズゲート」と書かれています。
ところが放送を観てみると別タイトルになっていて「???」となりました。
ネットで調べたところ、どうやら本放送とは別のルートの話になっているようです。
以前『涼宮ハルヒの憂鬱』が再放送されたときと似た手法でした。
ハルヒも普通に再放送が始まったかと思ったら突然新作を、予告なしに放り込んできたように記憶しています。
今回のシュタゲに関しても、Webサイトなどを見ていればどこかにそのヒントはあったのかもしれません。
ただ多くの方にとっては寝耳に水状態だったのではないでしょうか。この手法が良いかどうか、適切なのかどうかは判断が分かれそうな気がします。
サブタイの「境界面上」という言葉は存在するのでしょうか。
本作で考えるとアトラクタフィールド上という意味で良いかと思いますけれども。「シュタインズゲート」の「シュタイン」とは「運命石」の意味で、相対性理論のアルベルト・アインシュタイン博士から取っているそうです。
「ミッシングリンク」は生物の進化の過程にある間隙のことを指すでしょうか。
シュタインズゲートへ
“助手”“クリスティーナ”こと牧瀬紅莉栖の死の収束から救うことはなく、α世界線からβ世界線へと移動した“オカリン”“鳳凰院凶真”こと岡部倫太郎、彼に突然、“バイト戦士”こと阿万音鈴羽から電話がかかってきて、「第3時世界大戦」を防いで欲しいと言ってきました。
正確には、電話は“ダル”“スーパーハカー”こと橋田至にかかって来ていました。
岡部たちは鈴羽に指定されたラジ館へ行くと、鈴羽と以前ダルが作ったのとは別のタイムマシンがありました。
鈴羽によると、後に第3次世界大戦が勃発して、57億人と言っていたでしょうか、多大な犠牲が生まれるそうです。
世界大戦を回避するためには、2010年7月28日に死んでしまった莉栖を救って、「シュタインズゲート」へ行かなければいけないのだそう。
シュタインズゲートは、アトラクタフィールドの干渉を受けない、唯一の世界線で、そこではSERNによるディストピアもないし、第3時世界大戦も発生しないみたいです。
ちなみに今回、鈴羽が乗ってきたタイムマシンは以前のそれとはタイプが異なるみたいです。
以前のものは過去へしか時間移動をすることができませんでしたが、今のものは過去へも未来へも行くことができるそうです。
形式番号は何でしょう? 同じではないと思いますが。
しかし、燃料が残り僅かと言っていました。23話βを観る限りは残り数回分くらいでしょう。
中鉢博士と紅莉栖の関係
2010年7月28日に跳びました。この日は1話が描かれた日だと思います。
ラジ館で中鉢博士がタイムトラベル理論を展開していて、それを聞いていた岡部が「ジョン・タイターのパクリ」だと指摘していたあの日です。
その後に岡部が紅莉栖が血を流し床に伏しているところを目撃した日でもあります。
岡部が紅莉栖の倒れていた場所で身を潜んでいると、紅莉栖と中鉢博士がいて、紅莉栖が中鉢に何かの論文を手渡していました。
「あのね、これを読んでほしいの、パパ」と言っています。
そう、中鉢博士は紅莉栖の父親でした。いや、予想通りというかもはや他にいないですからね。
紅莉栖のパパの話はこれまでも何度かありました。
中鉢は娘の才能・能力に嫉妬しています。
渡された論文を読み、それを自分の名前で発表しようとしていました。
紅莉栖から盗むのかと問われた中鉢は逆上して紅莉栖の首を締めています。
紅莉栖を助けるべく飛び出した岡部、しかしもみ合いの末に中鉢が持っていたナイフで紅莉栖を刺してしまいました……アトラクタフィールドの収束からは免れられない。
第3次世界対戦が勃発した原因は紅莉栖の論文にこそあるはずです。
論文にあるというか中鉢博士がそれを発表することにあるのだと思います。
中鉢博士がそれを発表してしまうと、世界の趨勢は大戦へと進んでしまうのでしょう。
岡部の心が折れる
おそらくBパートからがβバージョン「境界面上のミッシングリンク」部分なのでしょう。
タイムマシンで戻ってきた岡部は心が折れていました。
ここまで何十回もDメールでの世界線移動やタイムリープを繰り返し、何度も何度も“まゆしぃ”こと椎名まゆりの死を目の当たりにしてきましたから、彼の精神は既に限界ギリギリのところにあったようです。
岡部は紅莉栖を救うことを諦めたということで良いでしょう。
鈴羽は、ビンタをしてでももう一度タイムマシンで過去へ行き、岡部に紅莉栖を救ってもらおうとしていましたが……まゆりが体を張ってそれを止めて、泣き崩れる岡部の様子を見て鈴羽も諦めたようです。
おわりに
ED後のCパートがまた衝撃的でした。
岡部は合コンの誘いを受けていたり、電話での会話も中二っぽくなかったり、服装は黒スーツと黒シャツを着ていて若干あれでしたが、以前ほどの中二病でなさそうに変化していました。
そんな岡部が2010年11月28日にラボ(でしたか?)で見たものは……という展開です。
あれはCMにあるように、彼女の人**能 (*I) ということなのでしょうか? それを見た岡部は、やはり救わねばならない、と心に決めるのでしょうか……先が気になります。
タイムマシンに残された燃料はあと1回分みたいです。
α版の23話「境界面上のシュタインズゲート」の放送はしていただけないのでしょうか……。
α版も併せて放送していただけるとありがたいのですが。
この調子だと最終回もβ版になる可能性は高いでしょうから、今再放送されているTOKYO MXではα版を観るのは無理かもしれないです。
今回の再放送は、ゲーム『STEINS ; GATE 0 (シュタインズ・ゲート ゼロ)』の販促がメインの目的になっていると思われます。
こちらに続く展開がβ版になるかと思います。α版を観ていない私のような人間には……う〜む、という感じです。
αを観た上でβを観るなら楽しめるでしょうけれども。