ディスディスブログ

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岡部がSERNへのクラッキングを中止するに至った理由は何でしょうか? - アニメ『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』21話「因果律のメルト」の感想

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木曜日01:35(水曜深夜25:35)より、TOKYO MXにてアニメ『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』の再放送が放送されています。

 

steinsgate.tv

  

舞台は2010年夏の秋葉原。
厨二病から抜け出せない大学生である岡部倫太郎は、「未来ガジェット研究所」を立ち上げ、用途不明の発明品を日々生み出していた。だが、ある日、偶然にも過去へとメールが送れる「タイムマシン」を作り出す。
世紀の発明と興奮を抑え切れずに、興味本位で過去への干渉を繰り返す。その結果、世界を巻き込む大きな悲劇が、岡部たちに訪れることになるのだが…悲劇を回避するために、岡部の孤独な戦いが始まる。
果たして彼は、運命を乗り越えることができるのか!?

 

というイントロダクションです。私は本放送を見ていません、今回が初見です。

 

 

21話「因果律のメルト」が終わって

記事作成現在、21話「因果律のメルト」まで終わっています。サブタイの「因果律」とは、原因があって結果が生じる、原因がなければ結果は生じないという法則のこと、ですか。「メルト (Melt) 」とは「溶ける」の意味。

 

クラッキング中止

IBN5100を手に入れた“オカリン”“鳳凰院凶真”こと岡部倫太郎は、SERNに対して再びクラッキングを仕掛けようとしました。実際にクラッキングをするのは“ダル”“スーパーハカー”こと橋田至ですが。しかし、20話のラストでオカリンはある衝撃の事実に気が付きました。

それは、元いたβ世界線に戻れば“助手”“クリスティーナ”こと牧瀬紅莉栖が死ぬ、ということです。β世界線の7月28日、物語的には1話で、オカリンがラジ館ので開催された中鉢博士のタイムマシン発表記者会見を見に行った日、彼は紅莉栖が(何者かに刺されて?)血を流して床に伏していたところを見ました。

そこで最初のDメールがオカリンからダルへと送られて、β世界線からα世界線へと進むことになったのですが、現在のオカリンたちはDメールのデータを消去するための行動を取り続け、前回手元に戻ったIBN5100を使ってSERNのデータベースにアクセスして、データを削除しようとしています。それが叶えば世界線はα世界線からβ世界線へと戻り、“まゆしぃ”こと椎名まゆりを死の収束から救うことができます。

しかし、それによってβ世界線に移動してしまうと、今度は紅莉栖が(何者かに刺されて?)死んでしまいます。オカリンはそのことに気づいて、クラッキングを中止しました。

 

紅莉栖が死ぬ事実を本人に伝える

オカリンは、何とかしてβ世界線に戻らずに、紅莉栖もまゆしぃを死なずに済む方法を模索しますけど、それは見つからず、しかもコミマの日、8月17日夜にまゆしぃはあれしてしまう現実が突きつけられます。

当然オカリンはタイムリープをする訳ですが、紅莉栖からどうしてクラッキングを中止したのかの理由を問いただされ、とうとう「あのDメールを消せば、お前が死ぬ」と話してしまいました。蝉の鳴き声が聞こえます。

オカリンはかなり疲れていて、焦りもあって余裕がなく見えていましたから、さすがに紅莉栖が心配になって聞いたんですね。自分が死ぬ事実を聞かされた紅莉栖は……。

 

まゆしぃは気づいている

前回も何となく感じたことですけど、まゆしぃは、オカリンが最近元気がない原因は自分にあるのではないかと思っているみたいです。鋭い。

まゆしぃが、お祖母さんの墓に話しかけていた内容がまた……彼女にもリーディングシュタイナーの能力が芽生えているというか芽生えつつあるというか、そう感じさせるものでしたね。やはりオカリンに親しい人には、リーディングシュタイナーのちからを持つ彼から大なり小なり影響を受ける的なことがあるのでしょうか。

お祖母さんの墓前で言ったこと、それはまゆしぃが最近夢を見るということです。まゆしぃの見る夢は、自分がピストルで撃たれたり、自動車事故に巻き込まれたり、電車に轢かれるたりといった、これまでの世界線で彼女自身が体験した自らの死に関するものでした。毎回、夢の最後にはオカリンが助けに来てくれますけど、まゆしぃの声は届かず、岡部は泣きそうな顔をしているのだそう。

 

おわりに

さあ、いよいよクライマックスという感じがしてきました。この苦難をどうやって切り抜けるのか、それとも切り抜けられないのか、楽しみなような怖いような。終わりも近づいている感じがしてちょっと切ないような、そんな感じのする21話でした。

紅莉栖はラジ館と思われる建物にいましたが、一体彼女は何をするつもりなのでしょう。オカリンがまゆしぃと話をした後に紅莉栖を探すことになるのでしょうけれども……ラジ館へ行っても何もないような気がしますけどね。自分の倒れていたとされる場所にも何もないと思いますし、タイムマシンもないはずですし。オカリンの進む道の先には自分の死がある、この事実を知ってしまった、動揺から思いもよらない行動をしてしまう、なんてことはいくらでもあるでしょうから、行動の一つ一つに意味を求めない方がいいのかもしれません。

とはいえ、フェイリス・ニャンニャンや漆原るかですら、と言っては失礼ですか、彼女たちもリーディングシュタイナーと思われる能力、というか他のオカリンが体験してきた世界線の記憶の影響が及んでいる感がありましたし、今回、まゆしぃにも同じような様子が見受けられましたから、当然、最もオカリンに近いヒロインである紅莉栖にも発現していると思います。ラジ館に行ったこともおそらくその辺と関係している、つまり彼女は自分が刺されたことを覚えている可能性ですね。この辺が次回明かされることになるのでしょう。

それと気になる点は、紅莉栖の父親ですね。彼が今の牧瀬紅莉栖という人間形成に大きな比重を占めていると思いますので、紅莉栖の父親が誰なのかについても、その正体が語られることになるでしょう。父親が誰なのかによっては、そもそも1話で紅莉栖が倒れていたこと自体にも、大きく影響することになるでしょうし。って、ここまでくれば誰かが父親かは明白なんですけどね。

 

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