ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

アースちゃんの善悪の判断に世論が傾く恐ろしさ。星野輝子の正体が判明しています - アニメ『コンクリート・レボルティオ~超人幻想~』7話「空も星も越えていこう」の感想

スポンサーリンク

毎週日曜日23:00より、TOKYO MXにてアニメ『コンクリート・レボルティオ~超人幻想~』が放送されています。

 

http://concreterevolutio.com/

 

以下、ネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2015年11月15日の放送は第7話「空も星も越えていこう」でした。

 

 

イントロダクション

「もうひとつの日本」を舞台にして繰りひろげられる、多彩な超人たちの饗宴――。
「神化」という架空の年代、高度成長によって発展する戦後20余年の日本が舞台である。

これまで数々のフィクションで描かれてきた、数々の「超人たち」が、もしすべて同時に実在していたとしたら?
登場する「超人」たちは、誕生も特性も、実にさまざまだ。
宇宙から来た巨人、ファンタジー世界の生命体、古代から妖怪とされてきた存在、科学者に改造されたサイボーグ、太古に滅亡した巨大文明の遺産などなど……。
一部の超人は公然と活動して世間から人気を集め、一方で素性を隠しながら密かに戦う超人もいる。そして超人に対抗する敵勢力、組織もまた、それぞれ暗躍を続けている。

日本政府は、秩序確保のために多様な手を打った。
そして設立された組織のひとつが、厚生省の外郭団体「超過人口審議研究所」である。
その通称は「超人課」――「超人」を発見・確保し、保護し、安全に管理するのが任務だ。
超人課に所属するメンバーの一人、人吉爾朗(ひとよしじろう)が、本作の主人公である。

 

公式Webサイトのイントロダクションから抜粋しました。

 

 

 

第7話「空も星も越えていこう」

今回はなかなかに興味深い内容でした。これまでもチラホラ登場していた、「人間衛星アースちゃん」の物語です。ヒロイン(?)の星野輝子(ほしの・きっこ)の物語でもあるでしょうか。

サブタイ「空も星も越えていこう」は『鉄腕アトム』のOPの歌詞を想起させます。

 

人間衛星アースちゃん

アースちゃん(CV竹達彩奈)は『鉄腕アトム』と『マグマ大使』がモデルになっているようですが、アースちゃんの夢に出てきた家族は『魔法使いサリー』のサリーちゃんのそれのようでした。モデルは1つではなく幾つかあるのでしょう。これまでに登場してきた超人なども、モデルが何か1つではないことが多そうなので、アースちゃんもその可能性はあります。ちなみにアースちゃんは女の子っぽいです。

アースちゃんは何者が造ったのかは、輝子のサポートであるウルが言うにはわからないみたいです。「人間が純粋に助けを求めるとき、あるサイクルの脳波を発する。あの機械人形はそれを感知するらしい。その脳波をある種の気持ちよさとして受け取る」と、ウルがアースちゃんに関して話しています。

「人が本当に助けを求める脳波を受け取ると、アースちゃんは気持ち良さを感じる」ここが厄介でして、輝子は「だったらアースちゃんを造った人は人間を助けるためではなく、人を苦しめる」と言おうとしていました。これは、人が苦しむと気持ち良くなるのなら、気持ちよくなるために人を苦しめるようになるのではないか。アースちゃんを造った人はそれが目的なのではないか、ということを言いたかったのでしょう。

 

ジュダスこと三純光

また、ジュダスこと三純光(CV立花慎之介)も登場しました。ジュダスは、武装強盗集団ダイヤイーターの一味でしたが、アースちゃんに倒されて捕まり改心し、刑務所から出た後に超人課に登録されます。自分と同じ若者たちの活動を守ることを決意します。

ジュダスはJudas、「ユダ」を意味すると思われます。ジュダスの元ネタは……わかりませんでした。ジュダスの能力は電撃で、一撃でアースちゃんを動けなくするほど強力な力でした。

 

 

地球防衛軍への日本の参加決定に反対する羽田空港の学生デモ

今回はDFE、地球防衛軍への日本の参加決定に反対する羽田空港の学生デモがありました。アースちゃんは総理大臣を警護していて、ジュダスは学生側に立ちます。

 

ベトナム戦争は当時高度成長期にあった日本にも大きな影響を与えた。ベトナム戦争の期間中、7年6か月間に亘って日本の総理大臣を務めた佐藤栄作(1964年秋~1972年春)は、日米安保条約の下、開戦当時はアメリカ軍の統治下にあった沖縄や横須賀、横田などの軍事基地の提供や、補給基地としてアメリカ政府を一貫して支え続け、1970年には安保条約を自動延長させた。
当時新左翼を含めてベトナム戦争反対派は「70年安保闘争」と並ぶ運動の中核とみなし、一般市民による反戦運動やアメリカ軍脱走兵への支援をおこなったほか、自らの「反戦」運動や、破壊活動をともなう過激な学生運動(成田空港問題)も盛り上がりを見せた。

ベトナム戦争 - Wikipedia

 

今回の「地球防衛軍への日本の参加決定に反対する羽田空港の学生デモ」部分の元ネタは、上記引用部分のことを指していると思われます。ベトナム戦争に絡んだものですね。

 

 

星野輝子の正体は?

7話冒頭、超人課の半妖である鬼野笑美(きの・えみ)と、魔女っ子である輝子のサポートをする、起き上がり小法師のような小さなマスコット「ウル」が、とあるバーで飲んでいました。そこから意外でしたねw でも2人の会話の内容がもっと驚くものでした。

ウルが言うには、輝子は「異なる次元において支配者となることを義務付けられた者」なのだそうです。ウルは輝子を姫様に相応しい存在にするために付いています。

輝子は魔女、あるいは魔法使いだという認識が、超人課の課長や人吉爾朗(ひとよし・じろう)にはありますが、実際のところそんな生易しい(?)存在ではなく、ある側から見れば彼女は悪魔のような存在のようです。

輝子は、たくさんの人間を魅了して、知らず知らずのうちに人間と契約を結ばせ、それを力としていて、彼女がこの世界で善行を成すほど、人間からたくさんの魂を受け取っている……と。

輝子本人は、7話のメインになっていた神化42年当時、自分の本来の力をまだわかっていない様子でした。しかし、今回アースちゃんを懐柔させていたのは、そういう力(契約)によるものなのでしょう。アースちゃんに食べさせていた金平糖に、何らかの魔力が込められていたかはよくわかりませんでしたが。

ウルは、輝子が爾朗にメロメロなことを危惧していて、表向き爾朗の彼女である笑美と話をすることにしたようです。アースちゃんですら陥落した輝子の誘惑に、爾朗はずっと耐えているというか、全くなびかないところが興味深いところです。

 

善の反対は? 

7話のテーマは「善」あるいは「正義」です。コンレポ全体のテーマでもあります。

アースちゃんは善悪を判別して悪を退治していますけど、ジュダスが人を助けるための嘘をついた(能力を使った)とき、その嘘は果たして善なのか悪なのか、アースちゃんにはわからなくなってしまったのでしょう。

人のためにつく嘘が善か悪か、考えているうちにアースちゃんは眠りにつくことができなくなって、輝子の元へ行き、輝子から人間にも超人にも嘘は必要なときがあるのだと聞き、それを受け入れることでようやく眠りにつくことができた、という。

何度も言うようですが、アースちゃんは善悪を判断できます。世論は、アースちゃんが味方したり守ったりするものは善であり正義だと、判断するようになってくるのです。政府はそれを利用し、地球防衛軍への警護をアースちゃんに任せることで、宇宙からの脅威に対して日本政府が地球防衛軍参加が正義だと、世論に思わせる思惑がありました。

善の反対は悪ではなく別の善だという、物語にありがちなやつです。価値観が異なれば当然、善悪の判断基準も異なるでしょう。『鉄腕アトム』でも、アトムが悪者のように思われてしまう話が、そこそこあったように記憶しています。

結局は総理大臣の警護に就かなかったことと、ジュダスとのことで自分の善悪の判断に迷いが生じたことで、政府にとって都合の良い存在ではなくなったアースちゃんが、輝子たち超人課によって無害な存在に堕とされた、とも受け取れる、闇を感じさせる話でもあります。

 

マスターウルティマ

以前からちょいちょい名前が出てくる超人「マスターウルティマ」が、今回も登場していました。今回は名前だけでなく、遠目でしたけど一瞬全身が映っていました。ガンダム的な見た目に見えましたがどうでしょう。
米国の超人で、神化42年には火星で数種類の宇宙怪獣を捕獲し地球に持ち帰ったことをきっかけにして、米軍は怪獣を量産、実戦配備しているようです。

7話で明らかになったことは、神化42年夏、怪獣軍団の搭載された空母とともに日本に寄港しようとしましたが、反対デモの先頭に立ったアースちゃんに阻まれています。これを機に、怪獣=悪として世論が認め、怪獣の戦争利用反対に世論が傾きます。

 

Cパートの衝撃

神化47年4月。生田科学研究所分館内のカプセルに眠らされているアースちゃんを助けに、爾朗とジュダス、そしてメガッシンの3人(?)が現れていました。

カプセルで眠らされる話は、『鉄腕アトム』にも同じようなエピソードがあった気がしますが……ハッキリと思い出せません。

どうしてアースちゃんは捕らえられていたのか……前述したように、これは超人課など政府(の一部?)にとって都合の良い存在ではなくなったアースちゃんが邪魔になり、超人課やそれと同じ流れをくむものがアースちゃんを捕らえて動けなくした可能性があるかと思います。

 

おわりに

今回もあと何回か見返さないと理解しきれなさそうです。7話の時系列の飛び方はあまり激しくなかったので、難しくはないですが。神化47年のときには爾朗と一緒に人造合体メガッシンがいました。メガッシンを追っていた柴来人(しば・らいと)はどうしたのでしょうか。爾朗とのバトルに敗れたということなのかどうなのか気になります。

 

dysdisanime.hateblo.jp

 

スポンサーリンク