ディスディスブログ

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四季の部屋にはミチル以外誰もいませんでした。四季の多重人格が事件に関係していそうです - アニメ『すべてがFになる THE PERFECT INSIDER』4話「虹色の過去」の感想

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毎週金曜日00:55(木曜深夜24:55)より、フジテレビ ノイタミナにてアニメ『すべてがFになる THE PERFECT INSIDER』が放送されています。

 

www.f-noitamina.com

 

以下、ネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2015年10月30日の放送は第4話「虹色の過去」でした。

 

 

イントロダクション

孤島の研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る
天才プログラマ・真賀田四季。
四季に一目会いたいと、研究所を訪れた
那古野大学准教授・犀川創平と学生・西之園萌絵は
そこである事件に遭遇する。
彼らが目にしたのは、
誰も出入りできないはずの四季の部屋から現れた、
ウエディングドレスを纏い両手両足を切断された死体だった―。
不可思議な密室殺人に犀川と萌絵が挑む。

 

公式WebサイトのINTRODUCTIONから一部抜粋しました。

 

 

4話「虹色の過去」

姫真加島(ひまか・じま)にある真賀田研究所内、真賀田四季(まがた・しき)の部屋から遺体が出てきました。両腕両脚が○○されウェディングドレスを着させられた状態で台車に乗せられて。前回3話では所長・新藤清二(しんどう・せいじ)が、研究所屋上のヘリポートに停められたヘリコプターのコクピット内の操縦席で血を流して動かなくなっています。犠牲者は2人です。

4話は早速、研究所の医師・弓永富彦が脈を取り新藤の死亡を確認、さらにヒロイン?の国立那古野大学工学部建築学科1年生・西之園萌絵(にしのその・もえ)がコクピットの無線機が壊れているのを発見しました。おそらく新藤は警察に連絡を取る前に何者かに……。ヘリは新藤しか操縦できないみたいなので、これにより外部との連絡手段は完全に断たれた格好となりました。

何者かは、萌絵たちが上がってきたエレベーターとは異なる出入り口から屋内へと逃走したと萌絵は考えましたが、セキュリティ上は誰も使った形跡はありません。階段を使った形跡というよりもドアを開けた形跡がないです。触ったのは事件の前日の午前中にまで遡らなければならないという。セキュリティシステムの「デボラ」が不具合を起こしている可能性もなくはない。

15年間隔離されてきた四季の部屋に手がかりがあるのでは、ということで5人ほどで調べることになりました。部屋といっても何部屋かあるみたいでしたから、家と言った方が適切かもしれないです。部屋は妙に片付いていて、ダイニングにはどういう訳か椅子が2脚。

寝室からは「ミチル」と名づけられた、『スター・ウォーズ』シリーズに登場するR2-D2のようなロボットが出てきました。簡単な会話?と部屋の鍵の開け閉めはできますけど、ドアの開閉はできないようです。発見時、何故か部屋の鍵を内側からかけていました。かける必要は全くないと思いますけど、そのようにプログラムされていたのでしょうか。

寝室にはレゴ的なブロックと風船、大きなクマのぬいぐるみ、テディベア、古いミシンがあります。30歳前後の女性が使っているものとは到底おもえないオモチャばかりです。他にも誰かいたのでしょうか。各部屋を探しましたが誰一人見つかりませんでしたし、亡くなった四季の手足すら出てきません。

さらに四季のPCはシャットダウンされていました。起動させたところ "Red Magic"のバージョン6が立ち上がりました。研究所で使われている現行がver.4ですから2つも先のバージョンです。カレンダーがあり、8月4日に「NEW」アイコンがあったため国立那古野大学建築学科の准教授・犀川創平(さいかわ・そうへい)がクリックをしたところ……

「すべてがFになる」

……のテキストがポップアップしました。タイトル回収です。数話前の記事に書いたと思いますけど、16進数のカラーコードで「#ffffff」はwhite(白)を意味します。何か関係があるのでしょうか。全てを白紙に戻す的な。

さらに別のファイルにはメモ書きが残っていました。四季名義で新しいコンパイラと "Red Magic"ver.6を残す的なことが書かれていました。 

 

コンパイラ(英:compiler)とは、人間が理解しやすい言語や数式で記述されたプログラムを、機械語に(あるいは、元のプログラムよりも低いレベルのコードに)変換するプログラムのこと。

コンパイラ - Wikipedia

 

コンパイラとはこういうことです。私にはよくわかりません。

驚きなのは、そこには四季の他の名義でもメモ書きが残されていたことです。栗本其志雄(くりもと・きしお)と佐々木栖麻(ささき・すま)です。栗本は全員部屋から出たがっているが、ミチルを置いていく的なことを書いていて、佐々木は部屋の片付けや掃除をした的なことを書いていました。栗本はやらなければいけない仕事があるとも書いていましたか。

どうやらこれらは全て四季が書いたことのようです。というと少し違いますか、四季は多重人格者であり、それぞれの人格がメモを使って会話をしているということでしょうか。犀川はこれを犯人が書いていたものと推理しています。どうして犯人が四季の多重人格のことを知っていたのかは謎ですが。

 

 

今回思ったことは、やはり最初の遺体は“四季ではない”のではないかということです。おそらく四季と新藤との間にできた子供でしょう。回想シーンで過去に新藤が四季に手を出したことを示唆する映像やセリフが満載ですから、作り手が視聴者に対してそのように想像するよう仕掛けている感があります。あえてそれに乗ってみると、このように考える外なくなりました。

あの場にいる皆が四季だと思っている遺体には、両腕両脚がないようです。これは、犯人(私は四季だと思っています)がオドロオドロしい演出をしたいがため、だけではなく、犯人が遺体の何かを必要としていたためでしょう。というのは、ロックされたドアを開けるためには、セキュリティ端末に手をかざして名前を言う必要があります。つまり指紋認証と声紋認証があるということ。四季は子供の手が欲しかったのではないかと想像します。だとすれば片手だけで足りるのですが、カムフラージュするためなのか何なのか理由は分かりませんけど、両腕両脚を切○して、ウェディングドレスを着させ、台車に載せるような演出をしたのではないか、ということです。

四季は今回の作戦を実行に移すために、いつのタイミングかは不明ですが、自らの子供を四季として研究所の人間に認知させていたのではないか。セキュリティ的にも子供の指紋・声紋を登録しておく必要があったのでしょう。ドアの声紋認証はもしかしたらミチルを使ったのでしょうか。ドアの開閉ができないと犀川は判断していましたけど、ドアを開閉できたり、もっと複雑な行動をさせられる“裏コード”的なものがあるのかもしれません。

部屋という部屋を綺麗さっぱり掃除していたのは、四季(や他の人格)が子供を処理した形跡をなくすためでしょう。気になっているのは、子供の手足はどこへやったのかということ。四季の寝室の捜索で気になった点は、大きなクマのぬいぐるみ、またはレゴブロックで作られた衛兵の人形です。犀川たちはこれらには全く触れていなかったですが、私はこの中に何かがあるのではないかと考えています。キッチンのダストシュートには何もなかったみたいなので。萌絵は細く裁断すればダストシュートへの投棄も可能だと言っていましたから、その可能性もなくはなかろうとは思いますが……。

こうなってくると、四季の妹・真賀田未来(まがた・みき)の存在が非常に気になってきます。四季が多重人格だとするなら、未来だって四季である可能性を考えない訳にはいきませんから。四季の多重人格の一人に未来がいる可能性ですね。萌絵や犀川も妹がいることを知らなかったみたいでしたし。だとするならば、ヘリに未来を乗せてきた新藤は、四季とグルだったことになってしまいますけれども。

四季が萌絵に言っていた「両親は人形が数しました。私はそれを見ていました」というのも、四季以外の人格は四季の両親のことを知らない、と四季が言っていたことも気になりますが、これらはまだ私の中で関連付けて考えられません。あと、本文の中で私は「四季の子供」と表現していますが、それは正確ではないのかも知れません。新藤と四季の中の他の人格との間にできた子供、かも。

 

dysdisanime.hateblo.jp