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NHK『ニュース シブ5時』で「夫婦愛も復活!? オキシトシンとは」が放送されていました

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平日16:50から放送されているNHKの報道・情報番組『ニュース シブ5時』、今日2015年10月29日木曜日の放送で「オキシトシン」の特集が組まれていました。

 

ニュース シブ5時 - NHK

 

今日放送の特集コーナーで「夫婦愛も復活!? オキシトシンとは」が放送されていました。夫婦として長年寄り添っていると、夫婦関係も冷めてくるものだそうです。結婚していない私にはわからないことですけど、恋人として何年か付き合っているだけでも、付き合い始めよりは冷めてきますから、結婚となるとそれがより強く出るものなのかもしれません。オキシトシンとは別名「愛情ホルモン」と呼ばれている物質で、「絆ホルモン」や「幸福ホルモン」とも呼ばれているそうです。これまでオキシトシンは、妊婦さんへの陣痛促進剤などとして使われてきました。最新の研究で、このオキシトシンは脳に作用して、人と人とのコミュニケーションを良くすることが明らかになってきました。オキシトシンで夫婦円満?

具体的には、オキシトシンは脳の中の「扁桃体(へんとうたい)」という、不安や恐怖、ストレスなどを制御する機関に作用して、安心やリラックスなどの効果が得られるようになる、と考えられているとのことです。

番組のVTRではスイスのチューリッヒ大学での研究の模様が紹介されていて、そのチューリッヒ大学の博士によると、オキシトシンは脳や体に作用して人間同士、カップルや家族の結びつきを深める基礎になるもの、だそうです。チューリッヒ大学で、50組のカップルに協力してもらい実験をしている様子が映し出されていましたが、研究の結果オキシトシンの効果は明らかなようでした。

 

しかし、オキシトシンは医療用薬品なので、一般には手に入らないですし、人間関係を良くしたいからくださいと言って手に入るものでもありません。

でも大丈夫、番組では「簡単! お手軽! 愛情ホルモンを増やす方法」が紹介されていました。オキシトシンは自分の体の中で作って出すことができるそうです。オキシトシンがコミュニケーションに与える影響を研究されている、桜美林大学の山口創教授が教えて下さいました。

オキシトシンを増やす方法 1、それは「スキンシップ」です。オキシトシンを出す触り方があるそうで、それは優しく触れることです。手のひら全体を使って相手の腕に密着させ、やや圧をかけながらゆっくり前後に、1秒間に10cmほどかけてゆっくり動かします。腕にオイルマッサージ的なものをしている感覚ですね。こちらをすることで、触れられている人だけでなく、触れている人にもオキシトシンが出ます。親しい人と5分以上このスキンシップを図ると良いそうです。週に3回ほどスキンシップをした夫婦からは、しなかった夫婦に比べて2倍以上のオキシトシンが検出されたとのこと。2倍以上。

オキシトシンを増やす方法 2は、「ファーストネームで呼び合う」ことです。15分間といっていたでしょうか。ファーストネームは下の名前ですね、司会の寺門亜衣子アナウンサーなら「亜衣子」がそうです。名前だけでいいなら試す価値はありますね、とは司会の松尾剛アナウンサーです。確かにそうですね。照れくさいのかもしれませんけれども、それでお互いに愛情ホルモンが出るのなら、して損なことはないでしょう。前述のスキンシップではかえってストレスになる場合もあるでしょうから、まずはファーストネームで呼び合うところから始めると良いかもしれません。お互い見つめ合うことでも効果は期待できるそうです。

ただし、やはりこれらは親しい間柄でのことです。初対面の方にいきなりハンドマッサージをしたりファーストネームで呼んだりすると、敬遠される可能性があるでしょうし、最悪嫌われるかもしれませんから。

 

www.nhk.or.jp

 

実はオキシトシンに関して、同じくNHKのニュース番組でも特集が組まれていました。『NHK おはよう日本』でしたか。そこでは自閉症、アスペルガー症候群の治療薬にオキシトシンを使えるのでは、という内容がありました。

 

自閉症(じへいしょう、Autism[* 1])は、社会性の障害や他者とのコミュニケーション能力に障害・困難が生じたり、こだわりが強くなる神経発生的障害(英語版)の一種。

自閉症 - Wikipedia

アスペルガー症候群(アスペルガーしょうこうぐん、Asperger Syndrome, AS)、アスペルガー障害(Asperger disorder、AD)とは、知的障害を伴わないものの、興味・コミュニケーションについて特異性が認められる自閉症スペクトラム(ASD)の一種である[1]。5つある広汎性発達障害(PDD)グループの一つに分類されている。

アスペルガー症候群 - Wikipedia

 

オキシトシンによって、自閉症などの自閉症スペクトラムの方が、他人の複雑な感情表現を上手く理解できない症状を改善できることがわかってきた、という情報でした。自閉症スペクトラム障害の人の脳の活動を調べてみると、オキシトシン投与前には見られなかった、人の感情を読み取る働きを担う部分が活発に働き始めていることもわかったそうです。

ニュースでは、オキシトシンは臨床研究の段階だそうで、今後医療現場で使えるように治験を進めていくから、個人がインターネットで海外から輸入などして、自己判断で投与しなように呼びかけています。

 

nanaio.hatenablog.com

 

自閉症とアスペルガー症候群の違いが私にはよく分からないのですが、こちらの『うちの子流〜発達障害と生きる』さんの記事がとても参考になりました。

 

d.hatena.ne.jp

 

私は気分変調症ですけど、この病気は自閉症スペクトラムとの関係が少なくないのでは、と実体験を含め個人的に思っていることです。その辺のことが以前から気になっていて、上記のような記事も拝読しました。生まれつきのものかなと感じているんですよね、少なくとも私の場合は。

以前働いていた頃は表向き友人もいて、恋人もいました。でも、人付き合いにもの凄いパワーを必要とします。始めこそ頑張ってコミュニケーションを取ろうとするのですが、数ヶ月、いやもっと短く数週間もするとパワー切れを起こしてしまい、どんどん自分から周りを遠ざけてしまうんですよね……。

なので、一見すると周囲とは仲の良い状態ではあるのですが、その実心から打ち解けてはおらず……その場だけの付き合いになってしまうことがよくあります。よくある、というかほとんどです。他人からから見ると、私はコミュニケーション上手に受け取られることが少なからずあるのですが、実際にはそんなことは全くありませんで、自分の中ではむしろ大の苦手なんです。オキシトシンで人の気持ちを読み取れるようになったら、もう少し上手にコミュニケイトできるかもしれないですね。

 

dysdis.hatenablog.com

  

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