ディスディスブログ

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フェイリスにもリーディングシュタイナーが発現していました。誰でも持ち得る能力っぽいです - アニメ『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』17話「虚像歪曲のコンプレックス」(再放送)の感想

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木曜日01:35(水曜深夜25:35)より、TOKYO MXにてアニメ『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』の再放送が放送されています。

 

steinsgate.tv

  

舞台は2010年夏の秋葉原。
厨二病から抜け出せない大学生である岡部倫太郎は、「未来ガジェット研究所」を立ち上げ、用途不明の発明品を日々生み出していた。だが、ある日、偶然にも過去へとメールが送れる「タイムマシン」を作り出す。
世紀の発明と興奮を抑え切れずに、興味本位で過去への干渉を繰り返す。その結果、世界を巻き込む大きな悲劇が、岡部たちに訪れることになるのだが…悲劇を回避するために、岡部の孤独な戦いが始まる。
果たして彼は、運命を乗り越えることができるのか!?

 

というイントロダクションです。私は本放送を見ていません、今回が初見です。

 

 

17話「虚像歪曲のコンプレックス」が終わって

記事作成現在、17話の「虚像歪曲のコンプレックス」まで終わっています。サブタイの「虚像」とは真実を伝えていない人物像の意味、「歪曲」とはゆがめ曲がる意味、「コンプレックス」とは様々な心理的な感情の集まりの意味でしょうか。コンプレックスは一般的に「劣等感」と捉えがちで、私もそう思っていましたが、本当のところはそれとは異なるみたいです。

前回、2010年8月13日でしたっけ、20時を過ぎても“まゆしぃ”こと椎名まゆりはラウンダーにあれされず生きていました…がしかし、その翌日、14日にまゆしぃはラウンダーに襲われ凶弾に撃たれてしまいました。これまでと異なり1日ズレているようです。

これを受けて“オカリン”“鳳凰院凶真”こと岡部倫太郎はタイムリープをし、“クリスティーナ”“助手”こと牧瀬紅莉栖に助けを求めています。この1日のズレは、“バイト戦士”こと阿万音鈴羽の自○を回避するために、オカリンがDメールを使ったことに原因がありそうです。前回、ダイバージェンスメーターが「0.337187」から「0.409401」に動きました。世界線が少し移動しています。

クリスから言われたことは、今いる世界線アトラクタフィールドαからダイバージェンスメーターの1%の世界線、β世界線のアトラクタフィールドβへ行くためには、IBN5100を使ってSERNが持っているDメールを全て消していく必要があるのではないか、ということです。

 

アトラクター(英: attractor)は、ある力学系がそこに向かって時間発展をする集合のことである。 

アトラクター - Wikipedia

 

「アトラクタフィールド」という単語を初めて聞いた気がします。実際は物語には既に登場した単語で、私が思えていないだけでしょうけれども。Wikipediaの内容を読んでも難しすぎてさっぱり分かりませんでしたが、シュタゲにおける「アトラクタフィールド」とは、世界線が収束している場所みたいな感じで捉えています。鈴羽とオカリンとクリスでラジ館へ潜入する前に、鈴羽が他の2人に話していた内容がそれだったでしょうか。

話を戻しますと、クリスの提案には何ら確証がないものの、それに賭けるしかないと感じたオカリンは、躊躇することなくDメールを使うことにします。鈴羽を引き止めるDメールを使う前に送ったDメールは、フェイリス・ニャンニャン(本名は秋葉留未穂、あきは・るみほ)が彼女の父親、秋葉幸高(あきは・ゆきたか)に送ったものです。

以前、フェイリスのメールのおかげで幸高氏は死から免れ、そして秋葉原が萌えにあふれた街から電気街へと変わってしまいました。幸高氏は秋葉原一帯の大地主。しかし、オカリンがそれを取り止めさせるということは、フェイリスに幸高氏の死を受け入れさせることを意味します……これはきっついですね。何だかんだあった末に、フェイリスはオカリンの願いを聞き入れ、幸高氏とお別れをすることを選択しています。これによってまゆしぃの死がこれでまた一つ遠のいたはずです。

今回のDメール使用によって世界線は移動し、ダイバージェンスメーターは「0.456914」を示していました。鈴羽のときが「0.409401」でしたから、今回また少しだけ1%方向へと動いています。

で、今回大いに気になったことは、オカリンにしか備わっていないと思われた、世界線の移動後も移動前の記憶を保持している能力「リーディングシュタイナー」が、フェイリス・ニャンニャンにも備わっていたことです。フェイリスのリーディングシュタイナーは、雷ネットABグラチャンでフェイリスに負けたヴァイラルアタッカーズでしたっけ、彼らに追われていた最中に、オカリンと会話をしている中に発現したように見えました。

ここから考えられることは、リーディングシュタイナーはオカリンだけが持っている特別な能力ということではなく、誰しもが持っている・持ちうる能力なのだろうということです。

しかし、その発現には何かきっかけが必要だと思います。オカリンは2000年に高熱で寝ていたときに、何らかの出来事があったのか、そこから発言したような描写があった気がします。フェイリスは、リーディングシュタイナーを有するオカリンに触れられ、他の世界線の話を聞かされ記憶を揺り動かされたことで発現していたようです。

前回、鈴羽が世界線を移動した後に、「橋田鈴」と自分の父親の“ダル”こと橋田至の姓を使用していたことも、リーディングシュタイナーが発現したと受け取るならば、オカリンとの接触が能力発現の大きなきっかけ・役割を担っている可能性は大いにありそうです。

この流れで行けば、次回は“ルカ子”こと漆原るか、次々回は“シャイニング・フィンガー”こと桐生萌郁のDメールを打ち消すDメールを送ることになるでしょうし、彼女たちにもリーディングシュタイナーが目覚めることになりそうです。

最終的には1話にあったラジ館での牧瀬紅莉栖の死?にも繋がっていくはずで……これはどうすれば回避できるのでしょうね。まゆしぃの死から免れようとすれば、自ずとクリスの死に向かってしまう訳ですから。確か、以前バイト戦士は「ダイバージェンス1%の向こう側へ行こう」と言っていましたから、クリスの死がダイバージェンス1%であるなら、その向こう側、1.000001以上の世界に行くことができれば全回避できるのでしょうか。

それにしても……まさかフェイリスがオカリンに堕ちるとは……王子様にゃんって。ダルが悲しむだろうなぁ。私はシュタゲのキャラクターではダルが結構好きなので、フェイリスと上手く行って欲しかったのですが、前回鈴羽との親子関係が明らかになってその可能性は低くなってしまいました。今後付き合って、結婚するのは阿万音姓の女性ですからね。いや、阿万音某さんと付き合う前にフェイリスと付き合う可能性がないわけではないでしょうけれども、ダルですからねぇ。あ、一番好きなキャラは鈴羽です。これはたぶん揺るがないですね。

 

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