毎週水曜日に放送されているNHKの生活情報番組『ためしてガッテン』、昨日2015年10月21日の放送は“なめこ”の特集でした。
『ためしてガッテン』の昨日2015年10月21日水曜日の放送は「驚異！ ナメコの実力SP」という回でした。味噌汁の定番の具材のナメコを見直してみると、とんでもない実力が隠されていた！！ 的な話です。
録画のデータには「驚異の！ぬめりパワー ナメコふわとろ百変化」と書かれています。NHKの番組って、特集の見出しが場所によって異なることが多いので、ブログを書く際に困ります。地上波から送られる番組情報のデータ内容と、番組を観ている時の見出しがたいてい異なるんですよね。朝の生活情報番組『あさイチ』もそう。
「なめこ」でインターネット検索をしたところ、『なめこぱらだいす★なめこ公式サイト』なるWebサイトが上位表示されていました。スマホアプリなのでしょうか？ 私はこのサイトも知らないですし、スマホも持っていない人間なのでさっぱり分かりませんでした。
そろそろ話を『ためしてガッテン』に戻しますと、まずナメコから“ぬめり”を取る方法がまず紹介されていました。ナメコのぬめりは、ムチンという物質でできていて、乾燥や寒さから自分の身を守るためにあるそうです。
ナメコのぬめりと本体の分離方法は簡単です。鍋にナメコ1パック（100g）と水100mlを入れて強火にかけます。5分間かき混ぜながら、沸騰する度に200mlの水を少しずつ、できれば8回ほどに分けて入れていきます。最後にナメコをザルにあげて分離の出来上がりです。
どうしてわざわざナメコとぬめりを分離させる必要があるのか？ という疑問が当然浮かんでこようかと思います。
番組では、ぬめりに塩1.5gを加えて作ったぬめり汁（ぬめりだけのスープ）を作っていて、スタジオメンバー（山瀬まみさん、山崎樹範さん、「森三中」の黒沢かずこさん）やナメコ産地の方がぬめり汁を飲んでいましたが、ぬめりだけでもとても美味しいそうです。ぬめり独特の味が引き出されている、と。ぬめりにはコクがあるということで、ぬめりを最大限活かすためにナメコから分離させています。
一方で、ぬめりを取り除いたナメコは、ぬめりのある状態で食べるよりしっかりと口に残るため（ぬめりがあると喉に流れて行きやすく、ナメコ本体をあまり噛み締めていない）、ナメコ本来の味を味わえることも判明しました。ナメコ本来の味は、私達のイメージするそれとは異なるものみたいです。
つまり、ぬめりそのもの、ナメコそのものの味は、分離させた方がより楽しめるということ。
さらに、番組では分離したそれらを再び合体させた「究極のぬめりスープ」を作っていました。上記ぬめりスープに、ぬめりを取り除いたナメコを投入したものです。黒沢さんはそれを「ナメコ知る（じる）」と命名していました。上手い。このナメコ知るはとても美味しいそうです。キノコの味を楽しめる、ナメコとぬめりの立場が逆転している、とスタジオでは絶賛でした。
番組では、ナメコをフードプロセッサーで混ぜた「ドロドロナメコ」を使った、スイーツや料理が紹介されていました。「ナメコのフォンダンショコラ」や「ナメコのアイスクリーム」、「ナメコのレバーペースト」、「ナメコのカレーつけうどん」、「ナメコのヨーグルトアイス」がそれです。
ナメコをスイーツに？ マジで？ と思うじゃないですか。料理ならまだしも。これらのスイーツを街頭に持って行き、何も事情を知らない素人さん（かどうかの証明はありませんけれども）に食べてもらっていて、「トロトロ」「めちゃ美味しいです！」「美味しい！」と大好評でした。あとで「ドロドロナメコ」を使っていることを明かしていました。皆さん驚いていましたね。
特にフォンダンショコラがめっちゃ美味しそうでした。『森永製菓』のWebサイトに「ミルクフォンダンショコラ」のレシピが載っていますので参考になさってください。ちなみに「フォンダン」とは「溶ける」という意味だそうです。ガッテンで紹介されていた「ナメコのフォンダンショコラ」の方が圧倒的に簡単に作れそうなので、もし作り機会があったら絶対にナメコの方を採用するでしょう。私も食べてみたいですけど、でもまだ抵抗があるので試す勇気は……ちょっとないです。今、頭の中でナメコの味とチョコレートの味が再現されていて、脳がチョコレートと合わないと警告しています。
私はナメコ汁は味噌汁の中でも上位に入るくらい好きです。でも味噌汁以外でナメコを食べた経験がありません。ただこれは、おそらく私だけではなく多くの方がそうだと思います。ナメコのフォンダンショコラはちょっと踏ん切りが付かないですけど、「ナメコ知る」、分離したナメコとぬめりを再び合体させた「究極のぬめりスープ」は試したいです。絶対に美味しいと思いますから。
今晩、深夜に再放送があるみたいなので気になった方は是非ご覧になってください。
