ディスディスブログ

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タイムマシンの修復と阿万音鈴羽の父親探しで繋がり始める点と線 - アニメ『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』15話「亡環上のネクローシス」(再放送)の感想

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木曜日01:35(水曜深夜25:35)より、TOKYO MXにてアニメ『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』の再放送が放送されています。

 

steinsgate.tv

  

舞台は2010年夏の秋葉原。
厨二病から抜け出せない大学生である岡部倫太郎は、「未来ガジェット研究所」を立ち上げ、用途不明の発明品を日々生み出していた。だが、ある日、偶然にも過去へとメールが送れる「タイムマシン」を作り出す。
世紀の発明と興奮を抑え切れずに、興味本位で過去への干渉を繰り返す。その結果、世界を巻き込む大きな悲劇が、岡部たちに訪れることになるのだが…悲劇を回避するために、岡部の孤独な戦いが始まる。
果たして彼は、運命を乗り越えることができるのか!?

 

というイントロダクションです。私は本放送を見ていません、今回が初見です。

 

 

15話「亡環上のネクローシス」が終わって

記事作成現在、15話の「亡環上のネクローシス」まで終わっています。前回のラストでラジ館の上に落ちた人工衛星らしき物体が実は“バイト戦士”こと阿万音鈴羽が乗ってきたタイムマシンであることが明かされました。サブタイの「亡環上」とはどういう意味でしょうか? わからなかったので調べたところ、亡環上なる言葉はなさそうです。ただ、“まゆしぃ”こと椎名まゆりが死んでしまうループの只中に、“オカリン”“鳳凰院凶真”こと岡部倫太郎たちがいることを想像させます。ネクローシスは壊死(えし)のこと。

Aパートでは、前回と同様に物語のかなり重要な部分と思われる話が、鈴羽からオカリンたちにもたらされています。鈴羽は2036年の未来からタイムトラベルしてきたこと、2036年の未来の世界はSERNによる支配下にあるディストピアになっていること、“クリスティーナ”“助手”こと牧瀬紅莉栖はSERNのタイムマシンを作ったことで「タイムマシンの母」と崇められていること、2036年には鈴羽はSERNと戦うレジスタンスの一員であること、オカリンはレジスタンスの創設者の一人で鈴羽たちにとっては伝説のテロリストであること、2036年にはオカリンもクリスも死んでいること、1話でオカリンたちが使った「電話レンジ(仮)」によるDメール送信がSERNに傍受され彼らに気づかれる原因になったこと、SERNのデータベースからDメールを削除すればSERNがタイムマシンの開発に成功しなかったβ世界線に行くことができること、SERNのデータベースにアクセスするためにはIBN5100が必要なこと、IBN5100をオカリンに託す使命のため自分が1975年にタイムトラベルする必要があること……です。超重要そうなことばかり。

前回、鈴羽はオカリンとクリスを連れてラジ館に入ってタイムマシンの前まで行き、そして今回上記の事情を全て話しています。その後1975年に旅立つつもりでした……が、タイムマシンは故障していました。動かない。10話でしたか、鈴羽が父親探していて、その後鈴羽が未来ガジェット研究所のメンバーの前から姿を消したことがありました。オカリンはDメールを使って鈴羽の側を離れないように過去の自分にメールし、鈴羽を引き止めることに成功しました。ところが、今度は鈴羽を引き止めたことが原因となって、その日に発生した雷雨に打たれタイムマシンが故障してしまったようです。

オカリンたちは、ラボが“シャイニング・フィンガー”こと桐生萌郁たちラウンダーに襲撃される直前から48時間前に戻って、タイムマシンを修理することになります。タイムリープした後に、オカリンはクリスと鈴羽、“ダル”こと橋田至、まゆしぃといったラボメンを呼び出して(まゆしぃが数されることなど特定の事実以外の)事情を話し、ダルにタイムマシンの修復を、クリスにはタイムリープマシンの作成を託しています。まゆしぃは自らの提案で鈴羽の父親探しをすることになり、オカリンもそれを手伝うことに。

鈴羽は自分の父親、コードネーム“バレル・タイター”とは会ったことがないそうです。父の本名は知らず、阿万音姓は母親のものだそう。鈴羽の父親の唯一の手がかりは父親の形見のピンバッヂです。ピンバッジと書いた方がいいでしょうか。ピンバッジには「OSHM***A 2010」と刻印されています。これはわかりやすすぎました。「O」は岡部倫太郎、「S」は椎名まゆり、「H」は橋田至、「M」は牧瀬紅莉栖、「*」は桐生萌郁、「*」は漆原るか、「*」はフェイリス・ニャンニャン、「A」は阿万音鈴羽で、2010は物語の舞台である2010年、つまりラボメンのイニシャルとラボの創設年が刻まれています。

「*」になっている5-7番は今いる世界線ではラボメンになっていない子たちです。リーディングシュタイナーの能力を持っているオカリンは世界線移動後も移動前の記憶を保持しているため、彼女たちがラボメンだった記憶も持っています。そのため5-7を抜け番として、鈴羽をラボメンNo.8にしているのだと思います。

で、アクセサリーを売っていた露天商からオカリンの携帯に、ピンバッジに関する連絡が入ったところで15話が終わっていたでしょうか。次回ついに鈴羽の父親が明らかになりそうです。

私は、10話の感想でバレル・タイターはダルではないかと書いていますが、15話を見てその予想に確信を持ちました。ピンバッジのことだったり、タイムマシンの修理をしていたダルがタイムマシンの構造は電話レンジ(仮)に似ていると感じていたり、まゆしぃが「ダルくんと鈴さんって結構お似合いだね」と言っていたり。髪の色と癖っ毛の具合もそっくりなくらいに似ていますし。

仮にバレル・タイターがダルだとすると、ダルはそう遠くない未来(2036年の18+1年前ですから2017年くらいですか)に、後に鈴羽の母親となる女性と出会い子供(鈴羽)を作ることになりますが……。ダルの相手の女性はまだ物語には登場していないはずです。阿万音姓の女性はいませんから。今現在ダルが好きなフェイリス・ニャンニャンは本名が秋葉留未穂(あきは・るみほ)ですから違いますね。

ただ気になる点は、オカリンが鈴羽との会話でバレル・タイターの名前を出したときに、2人のすぐ側にダルもいたことです。ピンバッジの話をしていたときもそうですけど、どうしてダルは気が付かなかったのか、気づけなかったのか、それがとても引っかかります。ダルが父親ではないのかなぁ……と確信したはずの予想が揺らぎます。

次回、鈴羽は父親と再会を果たし、そして完成したタイムマシンに乗って1975年にタイムトラベルをすることになると思います。でも……亡環上のネクローシスですから……先を見るのがとても怖いです。

 

dysdisanime.hateblo.jp