ディスディスブログ

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エクバターナ奪還戦はないまま終わってしまいました。続編をどこかで観たいです - アニメ『アルスラーン戦記』ニ十五章(最終回)「汗血公路」の感想

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毎週日曜日17:00よりTBSにてアニメ『アルスラーン戦記』が放送されています。

 

www.arslan.jp

 

以下、ネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

2015年9月27日の放送は第ニ十五章「汗血公路」でした。

 

 

 

第ニ十五章「汗血公路」

聖マヌエル城におけるアルスラーン率いるパルス軍と“銀仮面卿”ことヒルメス率いるルシタニア軍の戦闘は終わりました。パルスの勝利です。王都エクバターナ奪還は描かれずにアニメは終了です。エトワールの他の宗教や文化、価値観を受け入れない狭い視野が、いずれアルスラーンによって広げられそうな話の持って行き方でしたね。エトワールの本名はエステルというそうで。

アニメは漫画版のアニメ化ということみたいですから、エクバターナ奪還の話以降は漫画の進行具合によるのでしょう。いずれ(といってもあまり時間を開けないでもらいたいですが)続編が再開されることを期待しています。ていうか原作小説もまだ終わっていないんでしたっけ? アニメでどこまで描けるのでしょう。

これから前回書いたことをもう一度書きます。ヒルメスとの決着は着くのかどうか、エクバターナを奪還できるのは既定路線としても、アンドラゴラスを救出した後にアルスラーンはどう行動するのか、アンドラゴラスの言っていた「パルス王家の血塗られた血筋」の意味、ナルサスがギーヴに依頼した捜索とは何か、ギーヴの行方……その辺りのことがハッキリしないまま終わりそうで、その点が残念です。

このように前回の記事で書いていますが、これらは全て最終回でも一つも分かりませんでした。ですからせめてここに書いたことは明らかにしていただきたいです。私がスッキリしたいだけですけど。スッキリしたければ原作を読みなさい、ということですね。

 

 

エンドカードが格好良かったです。漫画を描いている荒川弘さんが描かれたのですね。鎖に繋がれたアンドラゴラスは本当にどうする・どうなるのでしょう。物語の流れで行けば、彼はアルスラーンたちに救出されるはずですから、そこで彼がどういう行動を取るのか、アルスラーンと彼の仲間たちはどう対応をするのか。アンドラゴラスが生きているなら王位の優先権はアンドラゴラスのものなのでしょうし、でも敵前逃亡した彼には今のパルスの将軍たちを統べるだけのカリスマはもはやないでしょうし……気になります。やはりナルサスがギーヴに依頼したことは『三国志』でいう玉璽(ぎょくじ)的な、帝位・王位を証明するアイテムなのかなぁと思います。

私はアニメでしか『アルスラーン戦記』を知りませんので、アニメ版限定の話しかできませんけれども、予想していたより重厚感のない物語でした。あ、でも前回のダリューンとヒルメスの殺陣は良かったです。原作小説でいえば、アニメで描かれている範囲はまだ序盤も序盤でしょうから、アルスラーンやダリューンたちが死ぬはずがないという考えが私の頭にあって、どの戦闘も先が見えてしまい緊張感を持って観ることができませんでした。本作は戦記物ですから、戦闘では多数の兵士が戦死していますし、パルス側もヴァフリーズなど何人かは戦死をしているのですが、原作が終わっていない物語ならアルスラーンと彼に近しい人がそうなる可能性は高くないだろう、だから次々に降りかかってくる苦境も乗り越えられるだろう、と思って観てしまえるんですね。物語から重厚感や緊張感を得たかったら、やはり原作小説を読む他はないのかな、と思っています。そういう小説への道標としてアニメがあるならそれはそれで成功かも知れないですが、アニメ単体で考えるとちょっと軽かったかなと。

正直言うと、今クールでエクバターナ奪還までやって欲しかったです。奪還出来るものと思って書いていますけど、奪還しますよね? それで終わるのが一番区切りが良いですよね。これだと「俺たちの戦いはこれからだ」の打ち切りエンドだとしてもスッキリしなさすぎます。何とかエクバターナ奪還までは……深夜枠に移動してでも。

 

dysdisanime.hateblo.jp