ディスディスブログ

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タイムリープとタイムトラベルとタイムスリップの違いは何でしょう? - アニメ『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』11話「次元境界のドグマ」の感想

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木曜日01:35(水曜深夜25:35)より、TOKYO MXにてアニメ『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』の再放送が放送されています。

 

steinsgate.tv

  

舞台は2010年夏の秋葉原。
厨二病から抜け出せない大学生である岡部倫太郎は、「未来ガジェット研究所」を立ち上げ、用途不明の発明品を日々生み出していた。だが、ある日、偶然にも過去へとメールが送れる「タイムマシン」を作り出す。
世紀の発明と興奮を抑え切れずに、興味本位で過去への干渉を繰り返す。その結果、世界を巻き込む大きな悲劇が、岡部たちに訪れることになるのだが…悲劇を回避するために、岡部の孤独な戦いが始まる。
果たして彼は、運命を乗り越えることができるのか!?

 

というイントロダクションです。私は本放送を見たことがありませんで、今回が初見です。

 

 

11話「時空境界のドグマ」が終わって

記事作成現在、11話の「次元境界のドグマ」まで終わっています。サブタイにあるドグマ (Dogma) とは何かをWikipediaさんに聞いてみたところ多くの意味がありました。

 

ドグマ (dogma)
宗教・宗派における教義のこと。
広義としては、上項から派生して「独断・偏見的な説や意見」、「教条主義」を指すようになった。

ドグマ - Wikipedia

 

基本的にはこういう意味でOKかと思います。教義とは教えや主張の中身みたいなことで良いでしょう。

11話ではさらに恐ろしいことになっていました。今回は電話レンジ(仮)を利用してのDメールの送信による世界線の移動はなかった……ですよね。でも、冒頭から大きな発見がありました。

大きな発見とは、未来ガジェット研究所の下の階で、“ミスターブラウン”こと天王寺裕吾(てんのうじ・ゆうご)が経営している、「ブラウン管工房」の42型のブラウン管テレビが、どうやら電話レンジ(仮)を利用してのDメール送信の大きな役割を担っていたということです。工房が開店していて、ミスターブラウンが42型ブラウン管テレビを使っている時間帯だけ、Dメールを送信できていた、という。

“クリスティーナ”“助手”“ねらー”など、様々なアダ名が付けられている牧瀬紅莉栖(まきせ・くりす)が言うには、この42型ブラウン管テレビがリフターの役割をしていたそうです。リフターはデータ送信を安定させるために必要らしいですね、私はよく分かっていませんけど。

クリスティーナはリフターの発見によって、タイムリープの可能性を模索し始めているようでした。「タイムトラベルというよりはタイムリープね」と言っています。

 

タイムリープ (Time Leap) とはどういう意味かというと、「時間跳躍」と訳されることが多いみたいです。タイムリープと似た言葉に、タイムトラベルとタイムスリップなどがありますけど、私にはこの3つの違いがいまいち分かっていません。

タイムリープは、例えばアニメ映画の『時をかける少女』ではタイムリープという名称を使っていたので、自身の力、超能力的な何かを使って、自分の意志で時間移動をしている印象があります。

タイムトラベルは、『ドラえもん』に出てくるタイムマシンみたいな、アイテムやシステムを使って、あるいは機械に乗って時間移動すること、なのだろうと想像できます。こちらも自分の意思で移動している感じ。

タイムスリップは、何か事故や天変地異的な、自分の及ばない何か大きな力が発生して、自分の気づかないうちに他の時間・時代に移動してしまっている印象です。これだけが自分の意思とは無関係に起こっている印象です。

3つの違いはこういうことなのでしょうか。そもそも現実にはないこと(のはず)ですから、明確な定義がないのかも知れません。SF作家の方も違いを使い分けている人もいるでしょうけれども、3つの中から語感が良い言葉を選んでいる、なんてこともありそうです。

 

“オカリン”“鳳凰院凶真”こと岡部倫太郎(おかべ・りんたろう)たち、というかクリスティーナと“ダル”“スーパーハカー”こと橋田至(はしだ・いたる)は、Dメールによる世界線の移動ではなく、タイムリープによる人間の記憶データを過去の人間に送るシステムを構築しようとしているみたいです。そして、それはそう遠くない時期に完成しそうな勢いです。

前回、オカリンの携帯電話に届いた差出人不明のメールがありました。「お前を見ているぞ」という内容だったと思います。今回も同じ差出人からと思われるメールが届いていて、「お前は知りすぎた」という本文に、赤い○を流しているような人形の頭部の画像が添付されていました。メールの差出人は、私は“シャイニングフィンガー”こと桐生萌郁だと思っています。

さらに、ダルが外から未来ガジェット研究所にやって来て、未来ガジェット研究所のパソコンの回線がSERNの中枢と直接繋がっている状態になっている、と言っていました。クリスティーナはそれってSERNが未来ガジェット研究所の動きに気が付きアクセスしてきたってことじゃないのか、とダルに聞いていました。ダルはバレるようなヘマはしていないと言っていますが……これは間違いなく気づかれていますね。

また、“バイト戦士”こと阿万音鈴羽(あまね・すずは)が「牧瀬紅莉栖はSERNと繋がっている」とオカリンに囁いていたこともあって、SERNの脅威が確実に未来ガジェット研究所に近づいていると感じさせます。バイト戦士が言っていたことは事実なのだと思いますが、それはおそらく彼女がやって来た未来の、というか今の世界線の未来の話なのでしょう。

このままの世界線を進んで行けば、2036年にはバイト戦士たちにとっての大きな脅威として、牧瀬紅莉栖の名が世界に轟いている、ということかと思っています。シンプルに考えれば、このまま牧瀬紅莉栖が記憶データを過去に送るタイムリープのマシンを作って、その後(どの時点かは分からないものの)彼女がSERNに加入し、タイムマシンによる物理的な時間移動を可能にしてしまうのではないでしょうか。クリスティーナが心から望んでSERNに加入したかは分からないけれども。

例えば、オカリンたちがSERNの人質になってしまい、彼らを死なせなくなければ我々のためにタイムマシンを作れ、みたいな脅しがあってクリスティーナは仕方なくそれに協力した、ということだってあり得ることです。しかし、どんな理由があろうとも、バイト戦士たちにとって牧瀬紅莉栖は世界を恐怖に陥れた憎むべき存在であることには違いがない、みたいな。

そうそう、クリスティーナがオカリンに父親と仲が悪いことを明かしていましたが、彼女の父親は誰なのかという点について、既に見当が付いています。というのも、アニメの公式WebサイトのCHARACTERページに1人怪しい人物がいるので……。やはり再放送が初見だと、公式Webサイトにもネタバレが少なからず散りばめられていますね……仕方ないですが。STORYページはさすがに不味いだろうと、ずっと見ないままでいますけど。もう見てしまってもいいかなと、誘惑に負けそうです。先が気になりすぎる。

クリスティーナの父が私の想像通りであるならば、11話時点ではまだ正体不明の存在、例えばシャイニングフィンガーとメールをやり取りしているFBなる人物などは、既に作中に登場しているのだろうな、と思わせます。

 

dysdisanime.hateblo.jp