ディスディスブログ

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朝ドラ『まれ』138話で引っ込み思案の匠のために、失敗から生まれた「タルト・タタン」を作りました

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NHK連続テレビ小説『まれ』の2015年9月5日土曜日の放送の138話で、希の息子・匠くんに自信をつけさせようと、希や圭太たちが奮闘しています。

 

 

www.nhk.or.jp

 

ヒロインの紺谷希(土屋太鳳)と夫の圭太(山崎賢人)の間に生まれた双子、匠くん(小山春朋)と歩実ちゃん(横山芽生)のうち、匠くんが137話で家出をしていました。町中(村中?)を総出で探しましたけど見つからず、結局は家の押入れの中に隠れていた、というオチでした。

希の弟・津村一徹(葉山奨之)と一徹の妻・みのり(門脇麦)の子・徹志くん(髙橋來)が、匠がどうして家出をしたのかを語ってくれました。匠くんは大人しく優しい男の子で、優しすぎるが故に、圭太が自分の仕事を継がせようとしている気持ちに答えなければならないと思い込んでしまっていたようです。

そもそも塗師はそれほど好きではないみたいでしたが、父を失望させてなるまいと塗師になると、自分の心に蓋をして嘘を言っていました。しかし、それがストレスになっていたのでしょう、溜まりに溜まっていたものが爆発してしまったようです。圭太は自分の夢を子供に押し付けていたことを気付かされ反省していました。もう押し付けることはしないでしょう。

さらに、今回の件から匠くんに新たな問題が浮上します。それは失敗を恐れるあまり何事に対しても消極的になってしまい、夢を持てなくなっているみたいでした。希と圭太は匠くんに失敗することは怖くないんだよ、ということを分かってもらうために、希の思いつきであう計画を立てそれを実行しました。

 

タルト・タタン (Tarte Tatin) とは、型の中にバターと砂糖でいためた(キャラメリゼ)リンゴを敷きつめ、その上からタルト生地をかぶせて焼いたフランス菓子。ひっくり返してリンゴの部分を上にして食べる。

タルト・タタン - Wikipedia

 

それが「タルト・タタン (Tarte Tatin) 」を家族皆で作ることです。タルト・タタンは100年ほど前にフランスのタタン姉妹が、型の中に生地を入れ忘れてリンゴだけを先に焼いてしまい、慌ててその上から生地を被せて焼き直したら美味しいタルトなっていて、町中で評判になった、というタルトだそうです。

タタン姉妹がしたのと同じ失敗を、圭太が匠くんと歩実ちゃんにして見せ、生地を被せて焼き直したタルトを、紺谷や津村や桶作の前に披露して皆で美味しく食べ、匠くんに対して失敗しても大丈夫なんだよ、と自信を付けさせていました。いっぱい失敗して成長すればいいんだと。

そういえば、昨日のNHK『あさイチ』に希の土屋太鳳さんがゲストトークに出演していました。『花子とアン』で、ヒロインはなの末妹・安東もも役として出演していたときも、太鳳さんはあさイチに出演していましたが、あの時以来の出演だったみたいです。前のときも感じましたが、太鳳さんは白く真っ直ぐに伸びてきた感が半端ないですね。黒くグネッグネに曲がってしまった私には眩しすぎて直視できないレベル。

 

www.nhk.or.jp

 

『まれ』の今週のスイーツのページには、このタルト・タタンの紹介記事が既にアップロードされていますので、気になった方はご覧になってください。

 

タタン姉妹のタルトタタン| レシピ | NHK「グレーテルのかまど」

 

また、Eテレの『グレーテルのかまど』でも以前タルトタタンの回がありました。結構前に放送されていたのを覚えていましたが、Webサイトによるとどうやら初回放送が2012年10月だそうなので、3年前です。グレーテルのかまどでは「タタン姉妹のタルトタタン」というサブタイトルで放送されていて、Webサイトにはレシピも載っていました。こちらもリンクを貼っておきましょう。

しかし、このページのはてぶの数が多いですね、タルト・タタンってそんなに人気があるものなんですか。恥ずかしながら、私はこのグレーテルのかまどの放送を見るまでタルト・タタンなるフランス菓子を知りませんでした。もちろん食べたこともありません。アップルパイは好きなので、タルト・タタンも好きかもしれないです。

それにしても、匠くんを見ていると自分と重ねてしまってどうもいけません。他人とは思えない。私は、子供の頃から引っ込み思案で、失敗をおそれるあまり何も挑戦できない人間です。私の場合はそれが今でも続いていることが大問題なのですが……。

それはさておき、今週の最後に希の父・津村徹(大泉洋)が登場していましたね。どこか寒い地域なのでしょうか。食堂のようなところで一人でいましたが……輪島に帰ってくる日は来るのでしょうか……いや、戻ってくるのでしょうけれども。希が修行していた「マ・シェリ・シュ・シュ」の、希の前のスー・シェフだった矢野陶子(柊子)も一瞬映っていました。希が世界一のパティシエになるときに、壁となって立ちはだかる存在になるのか? という感じでした。

そうそう、前に書いたときの弟子になった沙耶が能登から出られない理由は、親に内緒でパティシエ修行をしようとしていて、親には美容学校(でしたっけ)に通っていることにしているから、ということだったと思います。う〜む

 

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