ディスディスブログ

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ナルサスがギーヴに頼んだ「捜し物」とは何か? 玉璽ですか? - アニメ『アルスラーン戦記』第ニ十一章「別れの詩」の感想

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毎週日曜日17:00よりTBSにてアニメ『アルスラーン戦記』が放送されています。

 

www.arslan.jp

 

以下、ネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

2015年8月30日の放送は第ニ十一章「別れの詩」でした。

 

 

 

第ニ十一章 別れの詩

ペシャワール城に集結したパルスの諸侯。いよいよアルスラーンは王都エクバターナ奪還へ向けて動き始めました。

しかし、アルスラーンがエクバターナから出てより皇太子と共に歩んできたメンバー、特にパルス人ではない(?)ギーヴや、シンドゥラ人のジャスワントに対し、ルシタニア追討令を受けてペシャワールへやって来た将が食って掛かる場面が多く見られるようになりました。前回からその様子は見られましたが。そういえば、ギーヴの出身ってどこなのか知りません……どこでしょう?

中でも、オクサスの領主ムンズィルの息子・ザラーヴァントとザラの守備隊長トゥース、万騎長シャブールの弟・イスファーンの3人には問題ありの様子。ザラーヴァントは前回も今回もジャスワントに食って掛かっていましたし、イスファーンは楽師ギーヴに兄を数されたとして剣を向けてもいました。一番まともなのがトゥースではありますが、他の2人を御するほどの力量はないみたいです。

イスファーンの兄シャブールは、王都エクバターナがルシタニア軍に包囲された際にボダンたちに囚われ見せしめにされていた万騎長です。敵の辱めを受けるくらいなら味方の手にかかって死にたいと叫んでいた、シャブールの願いを聞き入れ彼の額に矢を放ったのが、このときまだアルスラーンの側に付く前の旅の楽師ギーヴでした。

イスファーンにしてみれば、ギーヴは兄に直接手をかけた人間なので、怒りを向ける気持ちは分からなくはないですが……言いがかりにも感じられます。その怒りをルシタニア退治に向ければいいものを……と思いもします。ただ、私には身内を目の前であれされた経験がないので、実際そうされたときにどのようになるかは私には分かりません。イスファーンのようになってしまうかも。

このような諍いが起こることはナルサスはとうに分かっていたようで、一計を案じていました。視線の先にはギーヴ。で、前述のイスファーンとギーヴの諍いはどうやら仕込まれたもので、ギーヴは怒るイスファーンを更に挑発していました。とうとう2人による剣を交える喧嘩にまで発展してしまい、それをファランギースやダリューン、アルスラーンがたしなめます。ダリューンはギーヴの言動を叱責し、アルスラーンが皇太子の名のもとにギーヴの追放をイスファーンや皆の前で宣言してしまいました。

つまりギーヴをスケープゴートにして諸侯の怒りを沈めたということでしょう。

さらにナルサスは「とある探し物をギーヴに捜索してもらっています」と言っていたでしょうか。追放がてら。探し物、それは一体何でしょう? 横山光輝さんの『三国志』に出てくる玉璽(ぎょくじ)的なものを探しているのでしょうか。玉璽とは皇帝の証である印のことです。

ザラーヴァントとトゥース、イスファーンの3人は行軍で前線を預かり、さらに行軍中に功を焦ったことで後続と分断してしまい、ルシタニアの罠にかかっていました。単独で行動しているギーヴが音で彼らの居場所をアルスラーンたちに伝えてくれ、アルスラーンも彼らを見捨てずに助けたことで3人は命を救われましたし、また心を入れ替えもしたことでしょう。

 

 

いよいよ次回決戦ですか、と思ったら決戦前夜だそうです。攻略の拠点サンマヌエル城での話でしょうか。これからはルシタニアとの戦いはもちろんですが、ヒルメスとの決着も付けねばならないアルスラーン。アンドラゴラスを救出したらしたで彼の扱いも非常に繊細なものになりそうですし、あと1ヶ月で全てを収束させられるのでしょうか。楽しみなような怖いような。

 

dysdisanime.hateblo.jp