ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

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NON STYLE石田さんはうつで苦しんでいたそうです。『俳句さく咲く!』での石田さんしか知らないもので

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つい今しがたYahoo!ニュースのヘッドラインに、漫才コンビのNON STYLEの石田明さんが“うつ”を患っていた、とありました。

 

headlines.yahoo.co.jp

 

かなり酷い状態だったみたいですね。最初の頃は薬を使わない療法を続けていましたが、精神安定剤や抗うつ剤、睡眠薬といった薬による治療にシフトしていった、と。ストラスから過呼吸になることもたびたびあったり、当時は自宅のベランダにネットを張って自殺防止をしていたり……とも書かれています。

 

20代後半に症状は回復に向かい、「(当時の)記憶ないんです。今は大丈夫です。こうやって話せるようになってめちゃくちゃ楽になりました」と話していた。

 

記事の最後にはこう書かれていますけど、具体的にどうのような治療をして快方に向かったのでしょう。今は完治、寛解したのでしょうか。うつにおける完治というのは定義があるのかすらよく分かっていませんけど。その辺も知りたかったです。うつと私が患う気分変調症とはまた違いますが、やはり気分障害を患った方が回復に向かったと聞くと、どういったことをして回復に向かったのか、今はどのレベルで回復しているのかは強く興味を持ってしまいます。そもそも回復するの? という疑問を持っている立場なので。

 

私は石田さんをあまり知りません。NON STYLEの漫才を見たこともないと思います。思い出すことできないので、おそらく見たことはないはず。私にとって石田さんというと、Eテレで放送されている初心者向けの俳句番組『俳句さく咲く!』になります。

 

www.nhk.or.jp

 

石田さんは既に俳句初心者とは呼べないレベルにある、と私は思っていて、彼の俳句は以前から好きです。中でも好きなのは、2年近く前の放送で詠んでいた、冬の季語である「白菜」についての句です。白菜を切る音と雪の上を歩くときの足音をリンクさせた、綺麗な句でした。

選者の俳人・神野紗希さんが絶賛していたけど、石田さん自身はそれほどの良さを感じていなかったと記憶しています。その句を詠んだ、その次の回の冒頭でわざわざ時間を作って、石田さんの詠んだ句のどこがどう良かったのかを、皆で話し合っていたくらいに、そのときの石田さんは自分の句の良さをよく分かっていなかったんですね。

「音を詠んでいるけど声に出しても内容が上手くリンクしている」とか、「白菜が他の野菜に代えることができない“季語が動かない”状態」とか、そういう評価を神野さんから得ていました。取り合わせの妙があった、と。

そして、前回の番組で石田さんがレインボーブリッジを詠んだ句も良かったです。こちらは船でレインボーブリッジの下をくぐっている様子を詠んでいるのですが、ダイナミックな句またがりを使っており、レインボーブリッジの風景もダイナミックな構図を感じさせてくれました。

ということで、私にとって石田さんは、お笑いの方というより俳句の方、です。『俳句さく咲く!』を見ている限り、石田さんはうつを患っていたとは感じさせないですね。今回のニュースは私にとっては意外でした。

 

dysdis.hatenablog.com

 

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