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女子ワールドカップ カナダ2015 準々決勝 なでしこvs.オーストラリア戦の感想。宇津木がダンチで強かったです

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2015年6月6日-7月5日にカナダで開催されている女子ワールドカップ "FIFA Women's Wordl Cup Canada 2015" は、本日2015年6月28日日曜日に準々決勝(ベスト8)、日本vs.オーストラリアが行われました。

 

www.fifa.com

 

日本代表“なでしこジャパン”は、スイスとカメルーンエクアドルと共にグループCに入ってファーストステージを戦い、3連勝で1位突破を決め、ベスト16のオランダ戦も2-1で勝利しています。

オーストラリア戦の試合は87分に岩渕真奈 (No.16) が得点し、スコア1-0で日本が勝利し、準決勝のセミファイナル(ベスト4)進出を決めています。ベスト4の相手はイングランドとカナダの勝者です。FIFA選出のMVPは宇津木 (13) 。

スタメンは海堀あゆみ (18)、有吉佐織 (19)、岩清水梓 (3)、熊谷紗希 (4)、鮫島彩 (5)、宇津木瑠美 (13)、阪口夢穂 (6)、宮間あや (8)、川澄奈穂美 (9)、大野忍 (11)、大儀見優季 (17) 。交代は72分に大野→岩渕真奈 (16)、80分に阪口→澤穂希 (10) です。 () 内は背番号。

 

www.goal.com

 

気温が26度でしたっけ、晴天で人工芝ということもあり、ピッチ上はかなりの暑さになっていたようです。照り返しもあるから尚更だとテレビでは言っていました。

その点を考慮したのか、オーストラリアは前線から積極的にチェイスをしてきませんでした。ハーフウェイライン辺りでは持たせても、後方の、特にバイタルエリアで好きにさせない、という守備です。日本は人数をかけて攻め込みことが特徴ですから、オーストラリアとしては日本の前掛かりになったところを利用して、ロングカウンターから右WGのDe Vanna(デ・ヴァンナ, 11)とCFのSimon(サイモン, 17)と左WGのKerr(カー, 20)のアスリート能力を利用して得点を狙っていたようです。キックアンドラッシュなシンプルなサッカー。

日本としては、オランダ戦と同様にある程度自由にボールを持たせてもらえたことで、ポゼッションを握り、特に前半は左サイドの宮間と鮫島を中心に攻めていましたが、相手が真ん中を固めていたことと、日本の勝負パスの精度の低さとがあって攻め切れず、でも日本の守備もボランチの宇津木と岩清水&熊谷のセンターラインを中心にバランスが良く、オーストラリアに攻めさせない、膠着気味の時間が続きました。

不安があるとすれば右サイドの有吉のところで、前半に一度Kerrの突破を許したシーンがあり、スピード勝負に持ち込まれると不味いかなという点が気がかりではありました。その対処としては有吉があえて高めに位置することで、対峙するKerrの位置を下げさせる戦法を取っていたように感じられます。その策は奏功しています。川澄と有吉の右サイドが切れていました。

後半も少し経つと両チームの足が止まり始めます。日本でいうと大野と川澄の体力低下が顕著に感じられました。しかしながら日本以上にオーストラリアのスタミナが無くなっていて、これは意外でした。日本に攻めさせてカウンターを狙うサッカーなら、体力的にはオーストラリアの方が持つのでは、と思っていましたから。よく、守りで走らされると倍疲れるなどと言いますから、前半からボールを持っていたなでしこのジャブが、ここへ来て効いてきたのかも知れません。

スタミナ低下が見られると両チームに選手交代の動きが始まりました。選手交代からも両チームの特色が出ていて面白かったです。日本は大野に代えて運動量が豊富でドリブルが得意な岩渕を投入、オーストラリアはCrummer(クルーマー, 2)とHeyman(ヘイマン, 23)、いずれも180cmほどの高身長の選手を入れてきています。両者とも狙いは明らか。

結果的に交代が成功したのは日本でした。セットプレイからファーサイドの岩清水が粘ってボールをニアに蹴りだし、詰めていた岩渕がゴールに押し込んで先制点をあげると、これが決勝点となりました。最後までオーストラリアより動けていた、日本のタフさの勝利でした。

 

日本はここまでずーっと1点差で勝利しています。勝負強い。守備陣の踏ん張りが際立っていますので、前線の爆発もそろそろ期待したいところ……ですが、正直あまり得点の匂いがしません。岩渕が入るまではセットプレイに一番可能性を感じたほどで、流れからは……という。大野と川澄の不調(不調か衰えかは微妙なところ)が響いている印象を個人的には持っていますけど、川澄に関してはファーストステージの頃よりは動けてきているように感じられます。あとはダイアゴナル(斜め)に動ける思いっきりが欲しいです。

点をあまり取れていない大儀見については必要な人材に感じられます。彼女のフィジカルコンタクトの強さはアドバンテージになっていますので。

あと気になるのは宮間です。今日はプレイの精度があまり高くありませんでした。雑なパスが多かった気がします。といっても、ここまで4戦も戦って、前のオランダ戦から中3日で、しかも晴天で昼間の暑い時間帯の試合ですから、仕方がない部分も少なからずあろうかと思います。セットプレイでのキッカーは彼女しかいないレベルで必要なので、あと2試合何とか……。

前述したようにMVPは宇津木でした。これはほとんどの方が納得の行く選出ではないでしょうか。私も宇津木しかいないと思いました。他に可能性のある選手がいるとすれば有吉ですね。

宇津木はボール保持者への寄せの早さと強さが半端じゃなく、しかも攻撃時も狭いところの縦パスを入れることもできていましたし……1人だけレベルが違いましたね。男子でいうと、古いですが元アルゼンチン代表のレドンドみたいな選手に感じられます。前述したように宮間に対して精彩を欠いている印象を持っていますから、今や私の中では宇津木こそがチームの中心に見えます。彼女と阪口とセンターバックのブロックが安泰なら簡単には負けなさそう。

アジアのライバル、オーストラリアを接戦で下しベスト4進出に名乗りを上げたなでしこジャパン、次の準決勝はイングランドとカナダの勝者との対戦になります。もう一つの山でドイツと米国という、FIFAランキング1位と2位が潰し合ってくれますから……あるかも知れませんね。何があるかは今は言わないでおきます。y(ry

準決勝のなでしこの試合は日本時間7月2日木曜日08:00~です。

 

追記

なでしこの対戦相手はイングランドに決まりました。

 

  

 

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