私が好きな日本国外の画家さんを3名紹介します。順不同です。私はEテレの『日曜美術館』やテレビ東京の『美の巨人たち』を観ることは好きですが、正直芸術には疎いです。病気をしていることもあって美術館などへはなかなか行くことができません。ゆっくり見られないことが少なくない、○○展みたいな展示会は特に苦手です。
今回紹介する3名の画家さんはそれぞれ3作品ずつリンクを張りました。いずれもTumblrからです。リンク先のサイトはBGMが流れる場合があるので、音量には注意してください。
Gustav Klimt(グスタフ・クリムト )
まずはGustav Klimt(グスタフ・クリムト、07/14/1862-02/06/1918)さんです。帝政オーストリアの画家さんで、19世紀終盤から20世紀初頭に活躍しています。
彼のいわゆる「黄金の時代」の作品を中心に私の好きなものが多いです。金箔を多用しており琳派の影響も指摘されるのだそう。女性を描いていることが多く、官能的です。ペインティングも良いですが、ドローイングも良い。
Beethovenfries - Freude / Der kuβ (1902)
Wasserschlangen I (1904~1907)
Stoclefries - Der Lebensbaim (1905~1909)
Egon Schiele(エゴン・シーレ)
次はEgon Schiele(エゴン・シーレ、06/12/1890-10/31/1918)さんです。
クリムトの弟子?だったでしょうか。師弟というより先輩後輩の方が近いのかな。私は2人の関係をよく分かっていません。絵柄はシーレさんの方がより官能的でガツンと訴えてくる感じ。シーレさんもペインティングも良いですし、ドローイングも迫力があって良いです。ドローイングの方がより直接的に描かれています。
シーレさんを検索にかけるとJOJO(ジョジョの奇妙な冒険)が出てきます。確かに作品によっては人物のポーズがそれを感じさせます。どうやらジョジョの作者・荒木飛呂彦さんはクリムトやシーレが好きみたいですね。氏のWikipedia (荒木飛呂彦 - Wikipedia) に書かれていました。
Portrait of Karl Zakovsek (1910)
http://last-picture-show.tumblr.com/post/113181501747/egon-schiele-house-with-bell-tower-1912
House with Bell Tower (1912)
Klimt in a light Blue Smock (1913)
Paul Klee(パウル・クレー)
最後はPaul Klee(パウル・クレー、12/18/1879-06/29/1940)さんです。スイスの画家さんで、南方熊楠を丸くしたような顔立ちをしています。
クレーさんは絵画よりグラフィックアートの香りが強く漂う絵です。色使いが大好き。クレーさんは比較的最近、知人から教えてもらいました。
The Bounds of the Intellect (1927)
Polyphonic Set, White (1930)
Chosen Site (1940)
おわりに
という3名です。時代的に被るので、同じ時代を探せばもっと好きな画家さんが出てくるかも知れないです。こうやって書き並べて思うのは、グラフィックアートだったりイラストレーションだったり、そういったものの方が私好みなのかなぁということ。
Tumblrでは絵画を見るのも、グラフィックアートを見るのも、広告を見るのも好きですけど、偏食気味なのでもっと色々な絵を見た方がいいとは思っていますが、なかなか手が伸びないです。無理に伸ばさなくてもいいか。
keiichirohirano.hatenablog.com
「絵画」「グラフィックアート」と書いていますけど、実は両者の違いがいまいち分かっていません。『平野啓一郎 公式ブログ』さんの記事を拝見すると“画面構成に「内的な必然的関係性」が認められる”とありますが…分かったような分からなかったような。