私はファッションが好きです。60年代後半から80年代前半のアメリカ古着が特に好きみたいです。これまでのファッションのことをあれこれ書いてきましたが、レディースに関して一度も書いていません。仕事で関わらない限りはなかなか女性ものには縁がない訳で、当たり前といえば当たり前です。
かといってレディースファッションに興味がないかと言われるとそんなこともなく、Tumblr (https://www.tumblr.com) を貪っていて、これは格好良いとか可愛いとか思えたものはReblogやLikeをしています。Twitterでいうリツートやファボみたいなものです。興味があると言っても自分で着てみたいということではないですよ。
これまでで一番と言っていいほど気に入っているレディースファッションは上に貼った写真です。2人の女性がいますがどちらもめちゃくちゃ好きですね。左の女性はジャンパースカートのブラウンと、ベロアっぽいカットソーのネイビーの色のバランスがいいですし、右の女性もアイボリー系のブラウスにインディゴの…これはレディースでは何と言うのでしょう？デッキパンツのように見えますが別の名前があるかも知れません…この色の上下のバランスが最高に好きです。こちらは1970年代でしょうか。
それと、このJean Shrimpton（ジーン・シュリンプトン）という、イングランドのモデル兼女優さんの写真がメチャクチャ好きです。シュリンプトンさんは1942年生まれの現在72歳だそうで、この写真は1964年のものらしいです。半世紀ほど前の写真とは思えないほど可愛い。ブラウンで素材はウール（？）のスカートとベルト、ストライプのシャツ、べっ甲のメガネも似合っています。シャツのカラーやカフスのデザインも可愛い。
とは言え、日本人がこのような服を着ても同じように似合うかというと、そうはならないだろうなぁとは思います。体格や体型が違いますし、肌の色と髪の色、眉毛・まつ毛の色、眼の色も違いますからねぇ。
毛髪は色を入れればいいですし、眼はカラコン（眼科に行ってからにしましょう）を入れればいいですし、何とかなるかもですけど、他の部分は厳しいです。
私が以前お勧めしたカジュアルブランド、KAPITALのカタログを見た限り、ほぼ白人やラテン系のモデルを起用しています。他の、知っている限り有名なブランドのカタログでも白人のモデルさんを使っているところが多かったと思います。理由はもちろん見栄えを良くしたいからでしょう。つまり日本人などでは見栄えが良くないということで…残念ながらファッションの世界ではそれが当たり前になっているように感じられます。
Eテレで『TED』というプレゼンテーションの番組を放送していますが、そこでファッションモデルのCameron Russell（キャメロン・ラッセル）という方がプレゼンしている回があり、その中でラッセルさんは「雇用されたモデル677人のうち白人以外の人種は4%未満の27人だけだったんです」と言っています。該当箇所は03:30くらいからです。その前後の発言も興味深いものですので、もし良ければ上の動画をご覧になってください。
しかし、日本のブランドなら購入するのは日本人が多くなると思われますから、カタログに白人を使われてもあまり参考にならないじゃないですか。いや、日本人でも冨永愛さんみたいに、身長が高くて顔が小さく手足の長いモデルさんが着てしまえば参考にはならないか…。かと言って日本人の標準体型のモデルさんを使ってそのブランドの服が売れるのかと言われたら、厳しいと思いますし…難しいものです。
話が逸れましたね。上に貼った2つの画像以外にも好きなレディースファッションの写真はたくさんあります。でもあれが2トップでしょうか。ジーン・シュリンプトンさんの写真は良い物が多いので、Tumblrで検索をかけると楽しめると思います。
