ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

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昔、一度だけJKに好かれていたことがあった。たぶん

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昔、JKに好かれていたことがありました。たぶん。

 

かれこれ15年ほど前の話になります。

平日の夕方に人と待ち合わせをしていたので、自宅を出、最寄り駅のホームで電車を待っていました。

 

地元の高校と下校時間が被ったようで、ホームには高校生が多くいました。

その高校は共学です。

 

電車が来たので乗ると、車内は混んでいてシートには座れず、長シートの前に立ち、ポータブルのCDプレーヤーで音楽を聴きつつ電車に揺られていました。

当時は移動中によく本を読んでいましたから、本も読んでいたかも知れません。

 

しばらくすると、私の右隣りのJKが私の右側に当たってきました。

最初は電車が揺れたか何かしただけだと思い、大して気に留めていなかったのですが、何度も当たってくるので気になり始め、JKズの方を横目でそっと見てみることに。

 

すると、右隣りはJK4,5人のグループで、1人の子が他の子にギューギュー押されているではありませんか。

小声でキャッキャ言いながら私の方へギューッと。

そのJKさんの顔までは確認できませんでした。

そんな余裕はありません。

 

音楽を聴いていたのと記憶があやふやになっているのとで、彼女たちの会話までは聞き取れなかったり覚えていなかったりですけど、どうやらその押されている子は以前から私のことを知っていたみたいです。

確かに、朝出かけるときに駅前の大通りを歩いていると、彼女たちの通う高校の通学時間と被っていて、毎回のように大量の高校生とすれ違っていました。

おそらくその中の1人がそのJKさんだったのでしょう。

 

話を戻すと、混雑している電車内で複数のJKに絡まれる(?)体験なんてこれまでしたことがなかったですし、そもそも性格がヘタレている私のこと、そういう状況下でどう対応していいか分からず、考えた末に下した決断は「無視する」でした。

逃げました。

 

そのJKさんにしたら、その日駅のホームで私と会えたことは、千載一遇のチャンスと思えたのでしょうし、意を決しての行動なのでしょう。

でも私にすれば、前触れもなく、多くの人の前でそんなことをされるのは非常に恥ずかしいことで、無視することを選ばざるを得なかったです。

 

無視を決め込んでいても、赤面症の私はおそらく耳まで真っ赤だったはずです。

周囲の人には私が分かった上で無視していることはバレバレだったと思います。

その状況に気づいていた人が他にいたかどうかは分かりません。

周りを見るのも恥ずかしかった。

 

目的の駅まで、電車はノンストップで15分ほどだったでしょうか、走り続け、その間私は自分を押してくるJKズを無視し続けました。

待ち合わせ場所がその駅の改札前だったので、電車が到着すると改札まで早足で向かいました。

 

場に着いて逃れられたことに安堵していると……そのJKズが改札前まで付いて来ているではありませんか!

 

どうしよう……今は電車内じゃないから応えなきゃいけないな、でもなぁ……と少し悩んでいる(そのときも押されていた)と、待ち合わせ相手がすぐにやって来たため、私は申し訳ない気持ちと安堵の気持ちを持ちつつ、結局JKさんには何も応えずに場を離れて行きました。

 話はこれで終わりです。

 

その待ち合わせ相手は後に付き合うことになる女性でした。

当時はまだ友人同士でしかなかったけれども。

それもあって、私たち2人を見たJKズはさすがに察したと思います。

私がヘタレなばかりに辛い思いをさせてしまったかな、しっかり応えてあげればよかったかな、と今でもたまに思い出すエピソードです。

でも私の現状を思うと、あのとき無視して正解だったかも…。

 

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